風邪の流行期にて、インフルエンザ嘔吐下痢症がかなり蔓延していますね。私はかねがねこのブログでも書いていますが、本気で風邪を予防したいなら

 

「鼻うがい」

 

に取り組むべきだと考えています。

 

実際年間を通じて私は取り組んでいますが、以前は冬に必ず1度は風邪を引いていたのですが、ここ数年はおかげで風邪を引く気配がありません。

 

もともと私の場合は「アレルギー性鼻炎」の治療のために始めたのですが、これはありがたい副産物でもありました。

 

今回は、なぜ「鼻うがい」が風邪の予防に有効なのか、そのあたりを実体験も交えながら解説をしてみたいと思います。

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鼻うがいとは

「鼻うがい」とは、鼻の奥の「上咽頭(じょういんとう)」という場所に付着したウイルスや細菌を駆除する為のうがい法です。

 

通常、風邪の際に痛くなる喉の部分を「咽頭(いんとう)」と呼びますが、この咽頭部は「上咽頭・中咽頭・下咽頭」の3部に分かれています。

 

実は通常の「ガラガラうがい」では、中咽頭と下咽頭しか洗えていないのです。しかしこの上咽頭部こそ、ウイルスや細菌の温床として非常に被害を受けやすい場所でもあります。

 

そこで、残された上咽頭部を洗おうというのが鼻うがいの趣旨になるわけです。

 

私の経験上でも、鼻うがいで上咽頭部を洗浄する行為は、「風邪の予防に最も効果があるケア」だと実感しています。

 

また風邪予防だけでなく、「慢性頭痛肩こりアレルギー花粉症・免疫疾患」などいろいろな疾患での有効例も報告されています。

 

慣れてしまえばそれほど難しい方法ではありませんから、これを実行しない手はないと思いますよ。

なぜ鼻うがいが有効なのか

あなたは「IgA腎症」という疾患をご存知でしょうか。

 

非常に厄介な「腎臓病」なのですが、この治療の第一人者である「堀田修医師」によって考案されたのが「鼻うがい」による体調管理法です。

 

堀田医師は上咽頭部と免疫系の関係に着目され、上咽頭部の治療を取り入れる事で、以前は「不治の病」と言われていたIgA腎症に改善の道を見出されました。

 

そしてその過程で、上に書いたような、「風邪を引かなくなった・アレルギーが改善した・慢性頭痛が治った」などの思わぬ副産物に出会ってゆかれたのです。

 

詳しくは「病気が治る鼻うがい健康法 堀田修医学博士 (株式会社 KADOKAWA)」

 

よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる

 

をご覧いただければと思います。私はこの本に出会った時にピーンと来ました。

 

なぜなら、風邪が治りにくい方や体調がおもわしくない方に限って、必ずと言ってよいほど普段から「喉の不調」を訴える方が多い事を肌で感じていたからです。

 

そして、耳鼻科で治療を行っている方や、普段から鼻うがいの習慣を持っている方では、ほとんど風邪を引かない方が多いという事も、同様に感じていたのです。

 

なので、上咽頭部に着手する事が何らか免疫系に作用して、生体の不調に対して有効な効果を発揮するという提唱が、何の違和感もなく飲み込めたのです。

 

以来私は、もともとの持病である「鼻炎」の改善を主眼に鼻うがいに取り組み始めましたが、思惑通り「風邪を引きにくくなる」という結果も現在手にしています。

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鼻うがいの具体的な実践法

では、具体的な実践法について話します。とその前に、みなさんが最も気になるであろう点についてまず補足しておきます。

 

私はよく鼻うがいを患者さんに勧めるのですが、それを聞いてみなさんがまず口にする言葉が

 

「痛くないですか」

 

という疑念です。よく分かります。確かに鼻の中って敏感ですし、水などが鼻に入ると「ツーン」と痛みますよね。でも大丈夫。

 

これから話す内容通りにやってもらえれば全く痛くありません。慣れるまでは多少違和感を感じるでしょうが、痛みはありませんので勇気を持って実践してみてください。

 

<必要な物>

・小さなプラスチックボトル(押すと水が飛び出るような柔らかいタイプ)

・スポイトでも可

・生理食塩水(0.9%濃度)

 

<生理食塩水の作り方>

生理食塩水を「0.9%濃度にすることが痛みを起こさないコツ」です。0.9%は体液と同じ濃度の為、鼻に入れても痛くありません。騙されたと思ってやってみて下さい。

 

蒸留水または精製水(水素水は不可) 100ml

食塩 0.9g

 

上記を混ぜあわせれば完成です。

 

なお、水量は適宜調整して構いません。例えば500mlなら4.5gといった具合に、要は水と食塩の割合が「1000:9」になるように作れば良いのです。

 

<実践法>

①顔を上向き(天井を見るような姿勢)にします。

 

②スポイト等で片方ずつ静かに生理食塩水を流し込みます。

 

③この時絶対に、「鼻をすすったり・鼻をかんだり・頻繁に唾を飲み込んだり」しないでください。耳管に逆流して中耳炎の原因となる事があります。

 

④上を向き続けていると、だんだん喉の方に食塩水が流れ落ちてくるので、そのまま静かに吐き出すか、あるいは少量なら飲み込んでも構いません。

 

以上で一連の鼻うがいは完了です。③の点だけは注意しておく必要がありますが、慣れれば非常に簡単ですからぜひ覚えましょう。

 

 

以上。鼻うがいについて話しました。

 

鼻うがいは「風邪の予防」に大変有効ですが、それ以外にも「鼻炎・頭痛・肩こり・アレルギー・慢性不調」など、様々な疾患に有効性が期待できる健康法でもあります。

 

あなたがそれらの疾患に悩まされないためにも、ぜひ健康法の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

*通常のうがいでは除菌できない上咽頭部を洗うのが鼻うがいの目的。

*経験上、風邪の予防に最も効果がある。

*頭痛、アレルギー、体調不良など、いろんな疾患への有効性も期待できる。

*鼻うがいは、医師によって提唱されている科学的な健康法。

*0.9%濃度の生理食塩水を使用すれば、まったく痛みは無い。

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