漢方薬シリーズ第4回です。今回は、インフルエンザなどの風邪の際に、解熱作用などで効果が期待できる漢方薬

 

「麻黄湯(まおうとう)」

 

について紹介します。今回の記事は、インフルエンザや風邪の際の発熱症状などでお困りの方にお役に立てる内容となっていますので、ぜひ参考にされてください。

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麻黄湯

「麻黄湯」は有名な漢方薬で、主に「インフルエンザ初期の発熱症状」等の改善目的で使用されています。

 

麻黄湯は、「麻黄・桂皮・杏仁・甘草」の生薬から構成され、全体の性質としては「体を温めながら症状を発散させて治す」働きを持っています。

 

麻黄湯はその薬理上、「体力が普通程度からやや強めの方に向いた漢方薬」です。

麻黄湯の効能と飲み方

麻黄湯は主に風邪の際の発熱症状などに効能がありますが、服用するタイミングとしては

 

風邪のひきはじめインフルエンザの初期症状」

 

があるような時に適応します。特に解熱作用で効果を発揮するケースが非常に多く、医療機関でも通常の解熱鎮痛薬に代えて処方されるケースが多々あります。

 

麻黄湯の効能は、「発汗作用によって体の熱や腫れや痛みを発散させて改善へ導いてゆく」事によって発揮されます。

 

麻黄湯を服用する際は、発熱症状の緩和を目的に「頓服(とんぷく)薬として使用する」のが望ましいでしょう。

 

インフルエンザの初期症状は「突発的な発熱」が特徴です。通常の風邪のように、鼻水や咳が出始めてから熱が追いついてくるという事はあまりありません。

 

よって理想的な飲み方としては、「インフルエンザの流行期に急な発熱症状が出た際」には、インフルエンザである可能性を考えて早めに服用するというのが望ましいでしょう。

 

以下に、各成分ごとの効能を列記しておきますので、ぜひ参考にされてください。

麻黄(まおう)

発汗・発散・温熱作用

桂皮(けいひ)

発汗・発散・温熱作用

杏仁(きょうにん)

咳や痰を鎮める作用

甘草(かんぞう)

気を補う作用

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麻黄湯服用時の注意点

全体の注意点としては、「体が衰弱気味の方」や「非常に汗かき体質の方」は原則服用を控えた方が良いでしょう。

 

また、体力が普通程度から強めの方に向いた漢方薬ですから、「極度の虚弱体質や胃腸虚弱」の方は、医師の指導の下で服用するべきです。

 

「麻黄湯は頓服の解熱薬のように服用するのが適しています」

 

ので、通常の漢方薬のように長期で連用すべき漢方薬ではありません。その他の注意点としては以下のようなものがあります。

交感神経刺激作用のある薬

「エフェドリン類やテオフィリン類含有製剤・甲状腺製剤・カテコールアミン製剤等」の交感神経刺激作用がある薬を服用している方においては、飲み合わせに注意が必要です。

甘草配合の漢方薬

「芍薬甘草湯」など、甘草が配合されている他の漢方薬との飲み合わせにも注意が必要です。

偽アルドステロン症

「血圧上昇・むくみ・手足のしびれ・ふるえ・脱力」などを伴う、「偽アルドステロン症」という副作用がごく稀に発生しますので、服用開始後は体調の変化に気を付けておいてください。

 

以上。麻黄湯の話でした。

 

私も以前インフルエンザの際に服用しましたが、しばらくすると「汗をかいて解熱し楽になった」事を覚えています。とても助かったものでした。

 

服用を継続するというよりは、いざという時の解熱鎮痛剤的な役割で服用するのに適した漢方薬ですので、非常時に備えて日頃から常備しておくと良いでしょう。

 

ただ、何度も言うように麻黄湯は作用が強い漢方薬ですから、個人的には医師の管理下で服用する方が安心だと考えています。

 

自分で購入されたい方は以下からどうぞ。

 

【第2類医薬品】ツムラ漢方麻黄湯エキス顆粒 8包

まとめ

*麻黄湯は有名な部類の漢方薬。

*風邪の初期、特にインフルエンザの初期に効能がある。

*主に解熱鎮痛効果を狙って使う漢方薬。連用ではなく、頓服の様な使い方が良い。

*体調や胃腸が衰弱しておらず、体力が普通程度から強めの方が対象となる。

*漢方だから副作用が無い訳ではない。注意点をよく理解しておくことが大事。

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