漢方薬シリーズ第5回です。今回は、「下痢」や「吐き気」などの消化器症状に効果が期待できる漢方薬

 

「五苓散(ごれいさん)」

 

について紹介します。今回の記事は、消化器症状などでお困りの方にお役に立てる内容となっていますので、ぜひ参考にされてください。

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五苓散

「五苓散」はあまり名の知られた漢方薬ではありませんが、主に「下痢や嘔吐」等の消化器症状の改善目的で使用される事が多い漢方薬です。

 

五苓散は、「猪苓・茯苓・蒼朮・沢瀉・桂皮」の生薬から構成されています。

 

全体の性質としては、「利尿作用によって無駄な水分を取り除きながら水分循環を改善してゆく」働きを持っています。

 

五苓散はその薬理上、「体力の程度はあまり関係なくほとんどの方が服用できる漢方薬」です。

五苓散の効果と発現時間

五苓散の効能は主に消化器症状ですが、服用するタイミングとしては

 

水様性の下痢症状

 

が止まらないような時に適応します。また、下痢に付随して「口が乾いて尿が少ない時」や、「吐き気や嘔吐症状が強い時」などにも効果を発揮する場合が多いです。

 

五苓散の効能は、「利尿作用によって水分停滞を発散させて改善へ導く」事によって発揮されます。なお、五苓散は

 

「比較的短時間で効果が現れる」

 

ように設計されています。さすがに西洋薬のような即効性はありませんが、それでも、通常なら「半日~1日」ぐらいで効果を体感できる方が多いです。

 

以下に、各成分ごとの効能を列記しておきますので参考にされてください。

猪苓(ちょれい)

不要な水分を排泄する作用

茯苓(ぶくりょう)

不要な水分を排泄する作用

蒼朮(そうじゅつ)

脾臓や胃の働きを改善する作用

沢瀉(たくしゃ)

不要な水分を排泄する作用

桂皮(けいひ)

発汗・発散・温熱作用

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五苓散服用時の注意点

五苓散は、比較的大きな副作用が出にくい漢方薬と言われています。つきましては、比較的体力が低下気味の方などでも服用することに問題はないでしょう。

 

ただし、嘔吐症状の改善で服用する場合には、独特の風味や味によってかえって吐き気を強める可能性があります。

 

1度服用してみて嘔吐するようなら、それ以上無理に服用する事は控えてください。また、嘔吐したからといって続けて2袋服用するのは危険ですから絶対に止めましょう。

 

 

以上。五苓散の話でした。

 

最近は、冬になると「嘔吐下痢症」などの胃腸炎が猛威を奮っていますが、胃腸炎では原則内服薬の治療は行われず、安静にして回復を待つのが基本となります。

 

そこで、五苓散などの漢方薬による補助治療が一定の効果を発揮するのです。

 

特に「下痢症状(水様性)がメインの胃腸炎」においては、五苓散は試してみる価値が高い漢方薬と言えるでしょう。

 

ただし、嘔吐や下痢症状で怖いのが「脱水症状」です。「脱水症状」の兆候としては、「頻脈・口の乾き・手足のけいれん」などがよく見られます。

 

そういった脱水症状に関しては医師の領域ですから、脱水症状が認められる場合には、必ず医師の診察を受けるようにしてくださいね。

 

自分で購入されたい方は以下からどうぞ。

 

【第2類医薬品】ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒 24包

まとめ

*五苓散は知る人ぞ知る漢方薬。

*胃腸炎に効くが、特に水様性の下痢症状、口の渇き、尿量減少時などに効能がある。

*比較的副作用が少ない部類の漢方薬なので、万人が服用しやすい漢方薬。

*かえって吐き気を催すような時や服用して気分が悪くなる時は服用を中止する。

*漢方だから副作用が無い訳ではない。注意点をよく理解しておくことが大事。

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