漢方薬シリーズ第7回です。今回は、女性ホルモンの乱れからくる症状に効能が期待できる漢方薬

 

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

 

について紹介します。当帰芍薬散は「女性の聖薬」とも言われ、月経トラブルなど女性ホルモンの乱れからくる様々な症状に用いられる漢方薬です。

 

今回の記事は、女性ホルモンの乱れなどからくる症状でお困りの方にお役に立てる内容となっていますので、ぜひ参考にされてください。

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当帰芍薬散

「当帰芍薬散」は女性に人気の高い漢方薬で、主に「生理不順や女性特有の冷え性」などの女性ホルモンの乱れを改善する目的で使用される漢方薬です。

 

当帰芍薬散は、「当帰・川芎・芍薬・蒼朮・沢瀉・茯苓」の生薬から構成されています。

 

当帰芍薬散はその薬理上、「女性の方で体力が虚弱気味の方に向いた漢方薬」です。

当帰芍薬散の効能

当帰芍薬散の効能は、主に女性ホルモンの乱れからくる症状に発揮されますが、服用するタイミングとしては

 

「生理不順・生理痛・生理前後の不快症状(PMS)」

 

などの症状がある時に適応します。また、「冷え性・貧血症状・更年期障害」などにも効果を発揮する場合が多いです。

 

当帰芍薬散は「女性の聖薬」とも言われ、その効能は「温熱作用によって血流やホルモンを整えてゆく」事によって発揮されます。

 

以下に、各成分ごとの効能を列記しておきますので、ぜひ参考にされてください。

当帰(とうき)

気を補う作用

川芎(せんきゅう)

血流の滞りを解消し血行を良くする作用

芍薬(しゃくやく)

気を補う作用

蒼朮(そうじゅつ)

脾臓や胃の働きを整える作用

沢瀉(たくしゃ)

不要な水分を排泄する作用

茯苓(ぶくりょう)

不要な水分を排泄する作用

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当帰芍薬散服用時の注意点

当帰芍薬散は比較的大きな副作用が出にくい漢方薬と言われています。つきましては、比較的体力が低下気味の方などでも服用することに問題はないでしょう。

 

ただし「女性特有の症状に特化した漢方薬」ですから、あまり男性の方が服用するのに適した漢方薬ではありません。

 

また、女性の方でも服用して体調が悪くなるような時は、一旦服用を中止して医師に相談されるようにしてください。

 

 

以上。当帰芍薬散の話でした。

 

当院の女性患者さんたちからの相談で最も多いのは、「冷え性」による悩みです。

 

男性には少し分かり辛いかもしれませんが、体の芯からくる冷え性というのは本当に辛いものがありますね。

 

女性はどうしても筋力が弱く、生理など女性特有の身体構造上の問題からも、常に一定の体調を維持していくという事が男性に比べてかなり大変なのです。

 

冷え性などの低体温症を改善する為には、「筋肉」と「肝臓」の強化が必要なのですが、これらは一朝一夕に到達できるものではありません。

 

そこで、生理の乱れが酷い方や強い冷え性の方に対しては、当院では「当帰芍薬散」をおすすめするようにしています。

 

なお服用に際しては、婦人科系の病気との兼ね合いもありますから、産婦人科医に相談されながら服用を進めてゆくとなお良いでしょう。

 

自分で購入されたい方は以下からどうぞ。

 

【第2類医薬品】ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス顆粒 64包

まとめ

*当帰芍薬散は女性に人気の高い漢方薬。

*月経トラブル、女性特有の冷え性など、女性ホルモンの乱れからくる症状に効能がある。

*比較的副作用が少ない部類の漢方薬なので、虚弱体質の女性でも服用しやすい漢方薬。

*服用して気分が悪くなる時は、医師に相談すること。

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