漢方薬シリーズ第8回です。今回は、西洋薬で言うところの「精神安定剤」的な立ち位置にある漢方薬

 

「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」

 

について紹介します。今回の記事は、神経症や心身症などでお困りの方にお役に立てる内容となっていますので、ぜひ参考にされてください。

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半夏厚朴湯

「半夏厚朴湯」は心身症の方に人気の高い漢方薬で、主に「緊張や不安などの神経症」や「喉のつかえ感」などの心理的不調を改善する目的で使用される漢方薬です。

 

半夏厚朴湯は、「半夏・厚朴・茯苓・蘇葉・生姜」の生薬から構成されています。西洋薬で言うところの「精神安定剤」のようなものだと考えてもらえれば良いでしょう。

 

半夏厚朴湯はその薬理上、「気分が落ち込みがちで体力も虚弱気味の方に向いた漢方薬」です。

半夏厚朴湯の効能

半夏厚朴湯は、主に心理的ストレスからくる諸症状に効果を発揮しますが、服用するタイミングとしては

 

「不安感・緊張感・イライラ・うつ・不眠などの神経症」

 

などがある時に適応します。また神経症からくる「喉のつかえ感」や、「神経性の胃炎・動悸・めまい・咳」などにも効果を発揮する場合が多いです。

 

半夏厚朴湯の効能は、「気の流れを調整して滞りを発散させる」事によって発揮されてゆきます。

 

以下に、各成分ごとの効能を列記しておきますので、ぜひ参考にされてください。

半夏(はんげ)

咳や痰を鎮める作用

厚朴(こうぼく)

脾臓や胃の働きを整える作用

茯苓(ぶくりょう)

不要な水分を排泄する作用

蘇葉(そよう)

発汗・発散を促す作用

生姜(しょうきょう)

発汗・発散を促す作用

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半夏厚朴湯服用時の注意点

半夏厚朴湯は、比較的大きな副作用が出にくい漢方薬と言われています。

 

つきましては、比較的体力が低下気味の方などでも服用することに問題はないでしょう。むしろ、気力体力ともに低下気味の方にこそ試して頂きたい漢方薬でもあります。

 

ただし、服用して吐き気を催したり気分が悪くなるような時には、それ以上の服用は控えて医師に相談するようにしてくださいね。

 

 

以上。半夏厚朴湯の話でした。

 

この半夏厚朴湯が特に有効であると言われている症状の代表と言えば、「喉のつかえ感」です。この症状は神経症の代表的な症状ですね。

 

この症状を中国では「梅核気(ばいかくき)」と呼び、まさに文字通り「梅干しが喉に詰まっているような感覚」だと表現されています。

 

この症状に悩まされている方は意外に多く、実は私もその一人です。

 

私は治療家なので、他のやり方でその症状をコントロールしていますが、もしそのような手段を持たないとしたら、間違いなくこの漢方薬を服用していた事でしょう。

 

また、今後自分で症状をコントロールする事が難しくなった場合には、この漢方薬にお世話になる事もあるだろうと考えています。

 

一般の方においては自分で治療するのは大変ですので、「喉のつかえ感」や「各種の神経症」でお悩みの方は、ぜひ半夏厚朴湯を試してみると良いでしょう。

 

自分で購入されたい方は以下からどうぞ。

 

【第2類医薬品】ツムラ漢方半夏厚朴湯エキス顆粒 24包

まとめ

*半夏厚朴湯は神経症の方に人気の高い漢方薬。

*不安、緊張、イライラ、うつなどの症状や、喉のつかえ感などに効能がある。

*比較的副作用が少ない部類の漢方薬なので、万人が服用しやすい漢方薬。

*ただし、かえって吐き気を催すような時や服用して気分が悪くなる時は服用を中止する。

*気力や体力が低下気味の方ほど試してみる価値のある漢方薬。

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