0f36f6581a2fd8ecb852676458ba08a6_m

頭痛、肩こり、腰痛、膝痛などの節々の痛み。残念ながら、1年1年歳をとるごとに様々な体の痛みが増えてゆきますね。

 

でも、その痛みの原因というものについて、私たちは真剣に考えてみる機会があまり無いように思います。

 

「痛みの原因は何なのだろう」、「痛みはどこが感じているのだろう」、そのように深く追求してゆく事ってあまりありませんよね。

 

しかしこれからの時代、そういった原因を追究してゆく努力こそが、特に医療の分野では必要になってくるように思うのです。

 

痛みを改善する為には「痛みという相手を知らなければいけません」。

 

そして、もし痛みの本質を知る事が出来たのならば、それはもう痛みとの勝負に半分以上は勝ったようなものなのです。

 

今回は、そんな「痛みの本質」について迫ってみたいと思います。

スポンサードリンク

痛みの種類

私たちが生きてゆく上で経験する痛みには、大きく分けて以下のような種類があります。

 

がん性疼痛

 

神経障害性疼痛

 

侵害受容性疼痛

 

がん性疼痛」とは、文字通り「がん」によって周りの組織や神経がダメージを負う事で起こる痛みです。

 

神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)」とは、「神経の外傷・糖尿病・帯状疱疹・脳梗塞」などによって引き起こされる特異な痛みの事です。

 

「侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)」とは、いわゆる「通常の関節痛や筋肉痛」の事で、私たちが日常的に感じる関節などの痛みは、ほぼこれに該当します。

 

よって今回は、この「侵害受容性疼痛」について重点的に話をしてみましょう。

侵害受容性疼痛

痛みなどの感覚を「脳に伝達する」知覚神経の末端には

 

「ポリモーダル受容器」

 

という器官があります。ここに様々な刺激が加わる事で、その刺激が「脊髄から脳」へと伝わり、そこで痛みとして認識されるのです。この一連の流れを

 

「侵害受容性疼痛」

 

と言います。で、ここから特に大事な話なのですが、ポリモーダル受容器が存在する場所というのは「関節粘膜」や「筋肉筋膜」であって、実は

 

「軟骨や椎間板には存在しない」

 

という事が分かってきました。これはどういう事かと言うと

 

「軟骨のすり減りでは痛みを感じない・椎間板の狭小化では痛みを感じない」

 

という事なのですよ。軟骨や椎間板がすり減ったり骨が歪んだりする事が痛みの原因である、という今までの常識とは真逆の考え方ですね。

 

しかし臨床の現場では、確かに「骨の変形が強いのにそれほど痛みを訴えない方」や、逆に「明らかな骨の変形がないのに強い痛みを訴える方」がいます。

 

つまりここから導き出される結論は、日常我々が経験している関節痛などの原因は

 

「骨ではなく筋肉にある」

 

という事になるのです。「骨折・リウマチ・痛風・感染症・腫瘍」など一部の特異的な疾患では関節由来の痛みも起きますが、私たちが日常的に経験する関節の痛みは

 

「骨の変形からではなく筋肉性の痛みである可能性が強い」

 

という事なんですね。これはとても大事な視点ですので、ぜひ頭に入れておかれてくださいね。

スポンサードリンク

侵害受容性疼痛とどう向き合うか

では、私たちは侵害受容性疼痛に対してどのように向き合って行くべきなのでしょうか。それは

 

「骨の歪みや変形から痛むという概念を捨てる」

 

ことです。そして

 

「筋肉の硬直や収縮から痛みが出ている」

 

という概念に塗り替えることです。そのように思考を変えること、すべてはここから始まると言っても過言ではありません。

 

もしあなたが関節の痛みで悩んでいるとしたら、原因が「骨折・リウマチ・痛風・感染症・腫瘍」などであれば、確かにそれに応じた専門的な処置は必要です。

 

しかしもしそうではないのならば、あなたの骨がどれだけ変形していたとしても、筋肉の硬直や収縮を改善する事でその痛みを緩める事が可能なのです。

 

どうかその視点を忘れないでくださいね。

 

以上。骨の歪みと痛みの関係について話しました。

 

あなたには、「骨が歪むから痛い・軟骨がすり減るから痛い・椎間板が潰れるから痛い」など、どうかそのような旧来的な考え方に支配されないでいただきたい。

 

関節の痛みとは、「筋肉が主で骨が従」であるという関係性をぜひとも覚えておいてくださいね。

 

そうする事で、不必要な外科的処置や骨格矯正などに遭ってしまうリスクを減らせますので。

まとめ

*痛みを改善する為には痛みの本質を知ること。

*痛みを感知するセンサーは筋肉にあり、軟骨や椎間板にはない。

*骨の歪みや変形=痛みという概念は捨てよう。

*筋肉の硬直や収縮=痛みという概念に塗り替えよう。

*痛みの概念を変える事から、痛みを克服する道のりが始まる。

スポンサードリンク