ここまで花粉症の記事を続けてきましたが、お役に立っているでしょうか。

 

このあたりで、改めてこれまでの記事を見直し、「花粉症のまとめ」記事を書きたいと思います。

 

花粉症に限らず、全ての病気と上手に向き合って行くためには、「知識」こそが最も重要な要素となります。

 

皆さまが正しい知識を蓄えて花粉症の対策を上手に行い、そして厄介な花粉症の症状を撃退する為の縁となれたら幸いです。

 

7回目の今日は、「花粉症のまとめ」を行います。

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花粉症

「花粉症」はアレルギー疾患の1つです。

 

体には、侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除しようとする「免疫機能」が備わっています。

 

その免疫機能が「過剰に反応する」、または「有害でない異物に対して反応する」事を、「アレルギー」と呼びます。

 

免疫反応とは例えば、

 

「発熱して免疫力を高め異物をやっつける・呼吸器に侵入した異物を鼻水や咳で排泄する・消化器に侵入した異物を嘔吐や下痢で排泄する」。

 

そういった反応の事を指します。

 

アレルギーでは、それらの免疫反応が通常よりもとても強く噴出するので、非常に不快で厄介なのですね。

 

免疫反応というのは、「風邪」の際では細菌やウイルスなどの有害な異物に対して反応しているので、できるだけ止めてはいけないのですが、こと「花粉症」などのアレルギーにおいてはそうとも言えません。

 

なぜなら、花粉という有害ではない異物に対して過剰に反応している訳ですから、この場合は不要な免疫反応という事になりますので、できるだけ止めた方が良いという事になるのです。

 

ですから「過剰な免疫反応をいかに改善するか」、もしくは「いかに予防するか」、これが花粉症などのアレルギー対策における最大の課題となりますね。

 

なお、近年は花粉症の低年齢化が進んでおり、小学生はおろか幼児に至るまでが花粉症を訴えるケースが増えていますので要注意です。

 

詳しくは、「子供の花粉症が増加中!その理由と対策は!?」をご覧ください。

花粉症の症状

花粉症で最も多い症状は「鼻炎」症状です。「鼻水・鼻づまり・くしゃみ」などですね。

 

酷い方ではひっきりなしに鼻炎症状が出てくるので、勉強や仕事に集中出来ないという方も多い事でしょう。

 

また、鼻炎の為に「口呼吸」となりやすいので、喉が乾燥して感染症に罹患しやすくなるという点も問題です。

 

この鼻炎への対処法については、「花粉症による鼻水を止める4つの方法!!」に詳しく記載してあります。ぜひご覧ください。

 

他の症状としては、「目・肌のかゆみ」や「咳などの呼吸器症状」等がみられるケースもあります。

 

なお、意外に知られていない症状として「発熱」症状もあります。

 

かなりの頻度で見受けられるのですが、花粉症自体が風邪の初期症状に似ている為に、その発熱が花粉症なのか風邪なのか、判断に悩んでしまうものです。

 

そのあたりの見分け方については、「花粉症で熱が出る!?風邪と間違えやすいのでご用心!!」に詳しく記載してあります。こちらもどうぞご覧ください。

 

いずれにしましても、体が異物を「出そう出そう」とするので、特に鼻炎を中心にいろんな症状が出てきて苦しめられるのが、花粉症の特徴と言えますね。

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花粉症の治療

基本的には「耳鼻科」での治療となります。

 

<投薬治療>

症状を抑える薬剤が処方されます。内服薬や点鼻薬など種類は様々です。

 

自分に合った薬剤に出会うまで時間がかかるケースもありますが、ある程度の期間は使用する事になるので、副作用管理の観点からも、途中で止めずに通院を継続する事が大切です。

 

 

<レーザー治療>

花粉症の季節が本格化する前に、「鼻の粘膜をレーザーで焼切る」方法です。

 

根治療法ではありませんが、レーザーで焼く事で鼻粘膜が鈍感になり、一定の期間は鼻炎症状が出にくくなります。

 

 

<漢方治療>

体質改善を目的として、花粉症の季節が到来する前から服用を開始しておくのが普通です。

 

特に有名なのが「小青龍湯(しょうせいりゅうとう)」です。小青龍湯については、「小青龍湯に副作用はあるか!?鼻炎向け漢方薬!~漢方編2~」もご覧ください。

 

 

<市販薬>

市販薬は急場をしのぐには適していますが、長く継続して使用するには適しません。副作用管理などが困難だからです。

 

急性期に単発で使用するのは良いですが、あまり長期にわたって使用する事はおすすめしませんので、この点はぜひ頭に入れておかれてください。

 

 

また、医師の治療以外に以下のような民間療法もあります。

 

 

<ツボ治療>

花粉症などのアレルギー疾患は、自律神経の「副交感神経の過剰興奮」が関与しています。

 

よって、副交感神経を抑制するツボ「H5:関衝」「F5:竅陰」が特効穴です。詳しくは、「井穴刺絡!万病に効くツボ治療決定版!!」をご覧ください。

 

 

<アロマテラピー>

アロマテラピーは、治療というよりも症状の緩和に重きをおいた方法です。

 

使用する材料や購入する店舗を正しく選定する事が必要です。詳しくは、「花粉症に有効なアロマテラピーを教えて!?レシピを大公開!」をご覧ください。

 

 

<乳酸菌>

乳酸菌に花粉症を抑制する効果がある、という研究データがたくさん出始めています。

 

腸内環境は健康にも直結しますので、健康維持の為にも、ぜひ摂取する事が望ましいと思います。詳しくは、「花粉症を乳酸菌が改善!?効果が期待される4選手を発表!!」をご覧ください。

 

 

<お茶>

お茶には、免疫力向上や感染症予防効果、口臭体臭の消臭効果などいろいろな作用が期待できますが、最近は花粉症の軽減効果についても期待されるようになっています。

 

 

詳しくは、「花粉症にお茶は有効なのか!?注目のお茶6種を解剖!!」をご覧ください。

 

 

医師の治療をメインに据えながらも、自分で出来る治療法は実践してゆくという姿勢が、花粉症治療を上手く遂行するコツです。ぜひ自分なりの方程式を確立してゆきましょう。

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花粉症の予防

上に書いた「漢方治療・乳酸菌・お茶」などに関しては、予防という側面も持っています。なのでぜひとも取り組んで頂きたいと思いますが、それだけでは確実とは言えません。

 

そこで、

 

「減感作療法(げんかんさりょうほう)」

 

という予防法があります。

 

減感作療法とは、少量のスギ花粉を時間をかけて体に与えてゆき、花粉に慣れさせることで、強い免疫反応を起こさない体質に変える事を目的とした予防法です。

 

以前は注射によって皮下にスギ花粉を打ち込む治療がメインでしたが、今は「舌下免疫治療」といって、舌の下にスギ花粉エキスを垂らすだけの自宅治療がメインとなっています。

 

通院回数も月に1回程度で済むようです。ただし、全体での治療期間は2~3年と長期にわたります。途中で投げ出さずに継続できるかが大きな鍵です。

 

また効果があるのは「スギ花粉症」のみです。ただ花粉症のほとんどは「スギ花粉」が原因ですから、この点はあまり問題にならないだろうと考えます。

 

以上。花粉症のまとめでした。

 

刻一刻と花粉症シーズンが近づいております。冬の風邪対策が済んだと思ったらすぐさま花粉症の対策へとなかなか忙しいシーズンではありますが、何とかみんなで頑張って乗り越えて行きましょうね。

 

あなたの花粉症が改善される事を願っています。

まとめ

*花粉症はアレルギー疾患の1つ。

*免疫反応が過剰に発動している状態がアレルギー。

*花粉症のメイン症状は鼻炎だが、隠れエースとして発熱症状もある。

*花粉症の治療は、医師の治療と民間治療のコンボが良い。自分なりの方程式を見つけよう。

*花粉症の予防には、減感作療法がおすすめ。ただし時間がかかるので根気が必要。

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