病気の前兆シリーズ第3回です。

 

今回は、病気の前兆をつかむ上で非常に重要な指標となる事が多い

 

「目」

 

の違和感や変化から、どんな疾患が読み取れるのか勉強をしてゆきましょう。

 

目は本当にいろんな兆候が現われる部位ですから、ぜひ隅々まで読んで学習していただきたいと思います。

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眼球が飛び出る

これは、「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」の代表的な症状です。芸能人等でもよく見受けられるので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

 

「血圧が高く汗かきでいつも脈が速い」ような方が眼球が飛び出してきた時には要注意です。

 

通常は両方ともに眼球が飛び出してきます。もし片方のみの眼球が飛び出してくるようなら、目の奥のデキモノ(腫瘍など)を疑う必要があります。

白目が赤い

このサインは「高血圧」の方によく見られます。

 

強い咳やくしゃみ、あるいは排便時の力みなど、血管系に負担がかかるような動作を行った際に出る事が多いです。

 

また、起床時に鏡を見たら突然目が赤くなっていたというケースも多いですが、たいていは大過なく回復しますので心配はいらないでしょう。

 

なお、パソコンやスマホなど目の使い過ぎによっても赤くなる事はありますので、すべてが高血圧という事ではありません。

白目が黄色い

これは「黄疸(おうだん)」という症状で、「肝臓・胆のう・すい臓疾患」の存在を表す事が多いです。

 

「肝炎・肝硬変・胆石・すい炎・腫瘍」などに気を付ける必要があります。

 

黄疸では全身の皮膚が黄色くなる事が特徴ですが、たいていは、その前に白目が先行して黄色くなることがほとんどです。

目が乾く

目が乾くのは、睡眠不足や過労やストレス等で「自律神経が乱れている」サインです。また、単なる「老化」というケースもあります。

 

ただし1点だけ気を付けておきたいのは、「シェーグレン症候群」という難病の全身性炎症疾患である場合があるという事です。

 

シェーグレン症候群では、「目の乾き」以外にも「唾液の乾き」がよく見られるので、よく注意して観察してみる必要があります。

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まぶたがむくむ

まぶたがむくむのは、「腎臓機能の低下」を表す場合が多いです。腎臓からのむくみの場合、特に起床時が一番むくみます。

 

なお、脚がむくむ場合も腎臓機能の低下と考えられがちですが、脚は「心臓機能の低下」でもむくみますので要注意です。

 

腎臓か心臓か区別がつかない時は、朝のむくみが酷ければ「腎臓」、1日中むくみが酷ければ「心臓」と考えると、大きく外れはしないと思います。

まぶたに黄色いイボができる

まぶたに瘤のような黄色いイボができるのは、「高脂血症」のサインです。

 

総コレステロール値や中性脂肪値がかなり高くなっていないか、内科で検査してもらう必要があるでしょう。

 

たいていの場合、この症状が見られる時はかなり数値が高くなっている事が多いですので気をつけましょう。

下まぶたの裏の赤みが薄い

「貧血」のサインです。造血機能の低下、あるいは消化管などから出血をしていないか検査してもらう必要があります。

 

自分で判断できる指標として、「便の色が黒い」場合には胃腸からの出血の可能性を考えた方が良いでしょう。

 

また自分での判断は困難ですが、「腎臓疾患」でも貧血がよく起こりますので注意しておいてください。

片方のまぶたが下がる

「動眼神経の圧迫による麻痺」が疑われます。

 

脳神経の一部ですから、「脳炎・髄膜炎・くも膜下出血・脳腫瘍」などが考えられます。火急的速やかに脳神経外科を受診しましょう。

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両方のまぶたが下がる

「重症筋無力症」という難病の可能性が考えられます。

 

全身性に筋力が低下してくる疾患で、「複視(ふくし)」といって物がだぶって見える症状も見られる事があります。

 

女性に多い疾患です。脳神経外科や神経内科などを受診しましょう。

まぶたが閉じられない

「顔面神経の麻痺」が考えられます。

 

ストレスによって発症する場合がほとんどですが、まれに腫瘍等の存在によって発症するケースもあります。

 

症状が強くてしつこい場合には、脳神経外科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。

眉毛が薄くなる

「甲状腺機能低下症」でよく見られます。女性に多い疾患です。

 

特に外側の眉毛が薄くなりやすい事が特徴と言われています。

 

体の疲労感や精神的うつ症状などにお困りの方で、だんだん眉毛が薄くなってきているという方は、この疾患に気をつけておいてください。

 

以上。「目の違和感や変化から読み取れる病気の前兆」でした。

 

今回は、目だけでなく目の周りの様々な異常や変化についても取り上げました。

 

「目」も他覚的に異常を察知しやすい部位ですから、自分の目もさることながら、大切な方の目の異常に素早く気づけるように、互いに目を見合う習慣をつけておきたいですね。

まとめ

*眼球が飛び出るのは、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の場合が多い。

*白目が赤いのは、高血圧の場合が多い。

*白目が黄色いのは、肝臓、胆のう、すい臓疾患の場合が多い。

*目が乾くのは、自律神経の乱れ、またはシェーグレン症候群の場合が多い。

*まぶたがむくむのは、腎臓機能の低下による場合が多い。

*まぶたに黄色いイボが出来るのは、高脂血症の場合が多い。

*下まぶたの裏の赤身が薄いのは、貧血の場合が多い。

*片方のまぶたがさがるのは、動眼神経の圧迫麻痺による場合が多い。

*両方のまぶたがさがるのは、重症筋無力症の場合が多い。

*まぶたが閉じられないのは、顔面神経麻痺による場合が多い。

*眉毛が薄くなるのは、甲状腺機能低下症の場合が多い。

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