病気の前兆シリーズ第4回です。

 

今回は、病気の前兆を知る上で非常に重要な部位である

 

「口内環境」

 

について、その悪化からどんな病気の前兆が読み取れるのか考えてゆきましょう。

 

とても重要なサインが多く出てきますので、ぜひ最後まで洩れなくご覧くださいね。

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口臭

口臭は、非常にたくさんの前兆を知らせてくれるサインです。

 

<歯科疾患>

「虫歯・親知らず・歯周病」では、かなりの確率で口臭が酷くなります。魚の腐ったような腐敗臭が出てくるケースが多いです。

 

歯科領域は自覚症状が出にくい部位ですから、定期検診によって歯科医師に早期発見と早期治療を実行してもらう必要があります。

 

<耳鼻科疾患>

急性副鼻腔炎蓄膿症慢性上咽頭炎・萎縮性鼻炎」などが考えられます。鼻の調子が悪い方は要注意です。

 

肉の腐ったような匂いや膿みのような匂いが多いですね。

 

色付きの鼻水、鼻づまり、出血やかさぶたなどが見られる場合は、必ず耳鼻科医師の診察を仰ぐようにしましょう。

 

<呼吸器疾患>

肺炎・肺気腫・肺がん」などに注意しましょう。ドブのような匂いが多いようです。

 

喫煙者、高齢者、糖尿病患者、寝たきりの方などは特に気を付けておいてください。

 

かかりつけの内科に定期的に受診しておくことが大切です。

 

<胃腸疾患>

「胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃炎・逆流性食道炎・潰瘍性大腸炎・便秘症」などが考えられるでしょう。

 

酸のような匂い、卵の腐ったような匂い、便のような匂いが見受けられます。

 

市販の胃薬や整腸剤にいつもお世話になっている方は、何らかの疾患が隠れている場合もありますので、一度内科等で診察をしてもらうようにしましょう。

 

最近では、眠った状態で胃カメラや大腸ファイバーを実施できる医療機関も増えていますので、昔ほど検査に苦痛を伴うものでは無くなっています。

 

<内科疾患>

「糖尿病・腎臓病・肝臓病」などが代表疾患でしょう。

 

糖尿病では果実の腐ったような匂い、腎臓病ではアンモニアのような匂い、肝臓病ではマウスの飼育部屋のような強烈な匂い(肝性口臭)が多いと言われています。

 

該当する疾患をお持ちの方や、血液検査等で当該臓器の異常を指摘された方は、早期受診や経過観察を怠らないようにしてください。

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唾液量

「唾液が少ない」症状は、「シェーグレン症候群」という難病である可能性があります。

 

特に「涙の分泌も低下する」ような時は、強くこの疾患を疑った方が良いでしょう。膠原病内科等が受診するのに適しています。

 

反対に「唾液が異常に増える」症状は、「パーキンソン病」である場合があります。

 

脚などの運動障害症状も気になるような方は、念のため脳神経外科を受診しておくと良いでしょう。

舌の形状

「舌が大きくなる(腫れる)」時は、「甲状腺機能低下症」を示している場合があります。また、

 

「舌の表面がツルツルになる」時は、「悪性貧血(ビタミンB12の不足)」の場合があります。

 

いずれも内科等でよく検査してもらえば発見が可能な疾患です。自分でも鏡で定期的に舌をチェックするように習慣づけておきましょう。

 

その他にも以下のような症状に気を付けてください。

 

「舌がふるえる」のは「認知症」の兆候である場合があります。また、

 

「舌が曲がる(横へ偏位する)」のは「脳疾患」の兆候である場合があります。

 

脳梗塞等で第12脳神経である「舌下(ぜつか)神経」が麻痺を起こすと、舌を「ベー」と出した場合に麻痺側へ舌が偏位します。

 

これらの症状は脳神経外科への受診が肝要です。早急に対応しましょう。

舌の色

「舌苔(ぜつたい)」といって、「舌の上に黄色・茶色・黒っぽい汚れが蓄積」してくるのは、血液の汚れや胃腸の不具合を示す場合が多いです。

 

食生活、運動習慣、睡眠環境など、生活習慣の大幅な見直しが必要です。

 

「舌の一部が白く濁って盛り上がっている」場合は、「前がん病変」といって「舌がん」の前触れかもしれません。口腔外科にてよく診察をしてもらいましょう。

 

特に喫煙者は要注意です。

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口蓋垂(のどちん)の偏位

「口蓋垂(のどちん)が横に偏位する」のは「脳疾患」の可能性があります。

 

脳梗塞等で第10脳神経である「迷走(めいそう)神経」が麻痺を起こすと、口蓋垂が健常な方へ偏位します。

 

例えば右の脳に異常がある場合、口蓋垂は左側へと曲がります。

アフタ

「アフタ」とは、「唇や舌や口腔粘膜などに小さな水泡ができる」状態を指しますが、口内炎と違ってなかなか治らず、そのうち潰瘍化する事が多いのが特徴です。

 

このアフタと、「外陰部の潰瘍・皮膚の炎症・眼の炎症」を同時に伴うような場合、

 

「ベーチェット病」

 

という全身性炎症性疾患の難病である可能性が考えられます。そう頻度の高い疾患ではありませんが、失明する事もある大変重篤な疾患です。

 

必ず頭に入れておかれてください。

 

以上。口内環境から読み取る病気の前兆でした。

 

「口」は消化器等の内臓の入り口であり、また食べ物など外部からの侵入口でもありますから、いろいろな病的サインが出やすい部位です。

 

口内環境に現れる病気の前兆を見逃さないように、日頃から鏡で口内を観察するなど気をつけておきたいものです。

まとめ

*口臭で分かるのは、歯科、耳鼻科、呼吸器、胃腸、内科疾患など。

*唾液で分かるのは、シェーグレン症候群やパーキンソン病など。

*舌の形状で分かるのは、甲状腺疾患、悪性貧血、認知症、脳疾患など。

*舌の色で分かるのは、血液の汚れ、胃腸の不具合、舌ガンの前触れなど。

*口蓋垂の偏位で分かるのは、脳疾患による迷走神経麻痺など。

*アフタで分かるのは、ベーチェット病など。

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