今回のテーマは、どの年代の方にもよく見られる

 

「肘の痛み」

 

についてです。肘の痛みは主にスポーツによる負傷が多いのですが、他にも力仕事の方や主婦の方や農作業従事者の方などでもよく見られる痛みです。

 

腕は日常的にもっとも使う部分ですので、それだけ痛みが出やすい場所だとも言えますね。

 

今回は、そういった「肘の痛み」について考えてゆきたいと思います。

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肘の痛みの種類

肘に出やすい痛みには、大きく分けて4種類あります。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

この疾患が一番多く見受けられます。別名「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」とも言います。

 

「肘外側のコリコリした骨の部分が痛くなる」疾患で、腕の外側の筋肉を酷使する事によって、骨と筋肉の継ぎ目あたりが炎症を起こす事で発症します。

 

テニス肘という名称がついていますが、テニスプレーヤーに限った痛みという事ではなく、誰にでも起こり得る疾患です。

 

ただ、テニスでは肘の外側の筋肉をよく酷使するので、スポーツの中では受傷頻度がもっとも高いのですね。また「ゴルフ」でもよく傷めやすいところですね。

 

いったん傷めると、1か月程度は症状の増減を繰り返す場合が多く、利き手だと安静に出来ない分さらに治癒までに時間を要す事もあります。

 

基本的には「安静」にして酷使しない事が大切です。

 

万が一酷使した場合には、その後患部を「冷却」しておくと炎症を最小限で抑える事ができるので、使った場合はこまめに冷やす習慣をつけましょう。

 

どうしても仕事の都合等で酷使せざるを得ない方は、以下のような「テニス肘専用のサポーター」で患部を「固定」するのも手です。

bonbone 肘サポーター テニスエルボー207 ピンク フリー

着け方のコツは、「痛いところの少し前(手首より)に巻くと良い」です。指や手首から伝わる力を患部に届く前に遮断できるからです。

 

「肘の外側が痛いのはテニス肘の可能性が!その原因と治し方!!」

野球肘(上腕骨内側上顆炎)

この疾患もよく見受けられます。別名「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」とも言います。

 

「肘内側のコリコリした骨の部分が痛くなる」疾患で、腕の内側の筋肉を酷使する事によって、骨と筋肉の継ぎ目あたりが炎症を起こして発症します。

 

野球肘という名称がついていますが、野球選手に限った痛みという事ではなく、誰にでも起こり得る疾患です。

 

ただ、野球では肘の内側の筋肉をよく使用するので、スポーツの中では受傷頻度がもっとも高いのです。特に「投手」や「外野手」に多いですね。

 

いったん傷めると、1か月ぐらいは症状の増減を繰り返す場合も多く、利き手だと安静に出来ない分さらに治癒までに時間を要す場合もあります。

 

基本的には「安静」にして酷使しないようにしましょう。万が一酷使した場合には、テニス肘と同じように「使用後の冷却」を行うように徹底しましょう。

 

どうしても仕事の都合等で腕を酷使せざる得ない方は、上記でも紹介したサポーターで「固定」すると良いでしょう。巻き方のコツは同じです。

 

なお、野球選手などの場合は上記のサポーターでは負担を軽減できない場合も多いので、もう少し強度のある「プロ用サポーター」も紹介しておきます。

bonbone 肘サポーター ファンクション エルボ- プロ

こちらはテーピングの様な固定感があり強度もあります。スポーツ選手にはもってこいのサポーターと言えるでしょう。

 

「肘の内側が痛いのは野球肘の可能性が!その原因と治し方!!」

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離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)

こちらはあまり一般的な痛みではありませんが、野球を行っている少年や青年などではよく見られる疾患です。

 

筋肉の損傷ではなく「軟骨の損傷」で、イメージとしては上記で紹介した「野球肘が重症化した」ような痛みです。

 

軟骨が剥がれて関節の隙間に入り込んでしまう事があり、強い痛みで曲げも伸ばしも出来なくなる「ロッキング」という特徴的な症状が現れます。

 

野球肘では肘の内側の痛みでしたが、この疾患では「肘の外側に痛みが生じます」のでテニス肘との鑑別に気をつけましょう。

 

また、もっと重症化すると「関節ネズミ」と呼ばれる症状に移行する事があります。

 

関節ネズミの状態になると、ふくれ上がった軟骨が関節内をあっちこっちと動き回るので、やはり強い痛みでほとんど動作が行えなくなります。

 

この疾患では「手術適応」となるケースもありますから、必ずスポーツに精通した整形外科医の診察を受ける事が必須です。

 

野球をされているお子様などをお持ちの方は、ぜひ気を付けておいてください。

 

「子どもが肘の外側の痛みを訴えた時は離断性骨軟骨炎を疑うべき!」

肘内障(ちゅうないしょう)

これは幼児に多発する疾患で、その病態は「肘の脱臼」です。肘内障は、手を引っ張られた際や転んで手をついた際などによく起こります。

 

ただ脱臼と言っても大人のように骨が外れるのではなく、橈骨輪状靭帯(とうこつりんじょうじんたい)と呼ばれる腱が骨から外れる疾患です。

 

つまり「骨ではなく靭帯(じんたい)の脱臼」なのです。

 

おもに2~4歳ぐらいのお子さんによく発生し、なにかの拍子に急に腕を動かさなくなり泣きだした時などは、たいていこの疾患である場合が多いです。

 

整復(元に戻す)するのは難しくありませんが、「鎖骨骨折」との鑑別も必要であり素人が安易にいじくってはいけません。

 

詳しくは以下の記事を参照ください。小さなお子さんをお持ちの方は、必ず目を通しておいて損はありませんよ。

 

「肘内障は子どもの肘の脱臼!急に腕を引っ張らないで!!」

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何科を受診したら良いのか

では、これら肘の痛みに際しては何科を受診すべきなのでしょうか。受診を検討すべき医療機関としては以下の2つに絞られるでしょう。

 

「整形外科」

 

「整骨院」

 

次項で詳しく紹介してゆきます。

整形外科

骨や軟骨などの関節スペシャリストである「医師」が診療を行ってくれる医療機関です。

 

どの痛みでも一度は受診すべきですが、特に「離断性骨軟骨炎・肘内障」が疑われる場合には必ず受診すべきです。

 

基本的には、「画像検査・投薬治療・リハビリ治療」などで回復を促してくれます。まれに、関節の損傷が著しく悪い場合には「手術適用」となる場合もあります。

 

スポーツ選手では、特にスポーツ障害に力を入れている整形外科を選択すべきでしょう。

整骨院

軟部組織(筋肉・靭帯・腱)のスペシャリストである「柔道整復師」が施術を行ってくれる医療機関です。

 

「テニス肘・野球肘」が疑われ、かつ「整形外科で重症でないと診断を受けた」場合に受診すべき医療機関です。

 

また、「肘内障」の応急処置でも受診が可能です。ただし、経験が豊富な整骨院に行かないと上手く整復できない場合がありますので注意しましょう。

 

医師ではないので画像検査や投薬治療や手術治療等は行えません。基本的に「手技療法・運動療法・物理療法」などで回復を促してくれます。

 

軟部組織に関しては医師よりも詳しい先生も多いです。整形外科のリハビリで改善が見られないような場合に頼りになるでしょう。

 

以上。肘の痛みでは何科に行けば良いかという話でした。

 

肘の痛みはかなり日常的に遭遇しやすい痛みですから、今回の記事をよく頭に入れておいて頂ければ、必ず役に立つ場面があると思います。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

まとめ

*肘の痛みには、テニス肘、野球肘、離断性骨軟骨炎、肘内障等がある。

*肘の痛みで受診するなら、整形外科と整骨院が選択肢。

*肘の痛みは日常的によく遭遇する痛み。こじらす前に早め早めに受診しよう。

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