今回のテーマは、当院でも非常に訴えの多い部位である

 

「手首の痛み」

 

についてです。前回の「肘の痛み」に続いて、よく日常的に遭遇する痛みの1つですね。

 

やはり力仕事に従事されている方や、主婦の方で毎日家事作業に追われている方、スポーツ関係者などでよく症状が見られます。

 

今回は、そんな「手首の痛み」について勉強してゆきましょう。

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手首の痛みの種類

手首の痛みには、大きく分けて3種類の痛みが存在します。

ドケルバン病

いわゆる腱鞘炎(けんしょうえん)の代表的な痛みです。

 

「手首の親指側が痛くなる」疾患で、肘~腕~手首~親指の筋肉の外側ラインを酷使する事で、手首の腱が炎症を起こして発症します。

 

上でも述べたように、力仕事や事務作業などに従事されている方、テニスや卓球などのスポーツ選手、家事作業などで手を酷使される方などによく見られます。

 

また産後や更年期など、ホルモンのバランスが不調な時にも突然発症するケースなどが認められます。

 

基本的には、最低でも1か月程度は「安静」にして酷使しない事が大切です。

 

やむを得ず酷使した場合には、その後患部を「冷却」しておくと炎症を最小限で抑える事ができるので、できる限り使用後はこまめに冷やす習慣をつけましょう。

 

どうしても仕事や部活動の都合等で酷使せざるを得ない方は、以下のような「ドケルバン病専用のサポーター」で患部を「固定」すると良いでしょう。

 

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肘の痛みの際には「痛い所の少し下に巻くのがコツ」と言いましたが、この手首のサポーターは「痛い所に直接巻いて良い」です。

 

「手首の腱鞘炎が痛むのは大きく分けて2つの原因があります!!」

TFCC損傷

あまり聞きなれない疾患だと思いますが、実はけっこう多い痛みです。

 

「手首の小指側が痛くなる」疾患で、肘~腕~手首~親指の筋肉の内側ラインを酷使する事で、手首の軟骨群が損傷して発症します。

 

基本的には、テニスやバドミントンなどラケットを振るスポーツを行っている方や、剣道のように竹刀等を振る武道を行っている方などによく見られます。

 

この疾患は「軟骨群」の損傷ですから、特に2か月ぐらいの期間は「安静」にして酷使しない事が重要です。

 

どうしても酷使せざるを得ない場合には、上でも書いたように、必ず患部を「冷却」して炎症を最小限で抑えるように事後処理を徹底してください。

 

以下のような「TFCC損傷専用のサポーター」で患部を「固定」する必要がありますが、あまり多くの種類が出回っていません。

 

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自分で選ぶのはよく分からないという方は、後でも紹介する「整形外科」に行かれてサポーターを作ってもらう事をおすすめします。

 

「手首の腱鞘炎が痛むのは大きく分けて2つの原因があります!!」

キーンベック病

ほとんどの方が初耳の疾患だと思いますが、決してレアな痛みではありません。けっこう現場ではお見受けする事の多い疾患です。

 

病態としては「手首の中央あたり(特に甲側)が痛くなる」疾患です。

 

手の付け根には、月状骨(げつじょうこつ)という骨があるのですが、この月状骨に対する血流が途絶えてしまう事で機能障害が起こり発症します。

 

先天的に手首や手の骨の構造に不具合がある方、手をよく酷使する方、事故による外傷などが原因としては挙げられます。

 

キーンベック病は4段階で進行してゆくと言われており、進行すると「手術の適用」となる事もあります。ポイントとしては「月状骨の圧潰(あっかい)」が認められるかどうかです。

 

つまり、月状骨が潰れてしまうほど病状が進行している場合には、手術による処置が必要となるケースが多いのです。

 

特にレントゲンのような簡単な検査でも異常が見つかるような場合には、相当進行していると言わざるを得ませんので、出来ればそうなる前に発見したいところです。

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何科を受診したら良いか

それでは、これら手首の痛みの際には何科を受診すべきでしょうか。真っ先に受診を検討すべき医療機関としては、以下の2つに絞られるでしょう。

 

「整形外科」

 

「整骨院」

 

次項でさらに詳しく紹介してゆきます。

整形外科

骨や軟骨など、関節のスペシャリストである「医師」が診療を行ってくれる医療機関です。

 

どの痛みでも一度は受診すべきですが、特に「TFCC損傷・キーンベック病」が疑われる場合には必ず受診すべきです。

 

基本的には「画像検査・投薬治療・リハビリ治療」などで回復を促してくれます。ただし、あまりにも関節の損傷が酷い場合には「手術適用」となるケースもあります。

 

特に、現役のスポーツ選手や仕事上早期に回復したい方では、症例数が多く手術にも対応できる整形外科を選択すべきでしょう。

整骨院

筋肉、靭帯、腱など軟部組織のスペシャリストである「柔道整復師」が施術を行ってくれる医療機関です。

 

「ドケルバン病・TFCC損傷」が疑われ、かつ「整形外科で重症ではないと診断を受けている」場合に受診すべき医療機関です。

 

医師ではないので、画像検査、投薬治療、手術治療等は行えません。基本的には「手技療法・運動療法・物理(電気)療法」などで回復を促してくれます。

 

軟部組織に関しては医師よりも詳しく勉強している先生も多いです。整形外科のリハビリ等で改善が見られない場合にも頼りになる存在です。

 

以上。手首の痛みでは何科に行けば良いのかという話でした。

 

手首は日常生活でよく使用する箇所ですから、この部分の痛みはかなり日常生活や仕事に影響を及ぼします。

 

今回の記事を参考にしていただき、ぜひあなたの手首の痛みの回復にお役立てください。本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

まとめ

*手首の痛みには、ドケルバン病・TFCC損傷・キーンベック病等がある。

*手首の痛みで受診するなら、整形外科と整骨院が選択肢。

*手首の痛みは日常生活にかなり影響する。早め早めに対策をしよう。

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