もうすぐ夏の訪れです。夏になれば楽しいイベントが盛りだくさんですが、そんな中でも気を付けておきたいのが

 

「夏風邪」

 

ですね。以前の記事でも書きましたが、夏の3大疾患である「プール熱ヘルパンギーナ手足口病」は、いずれも「喉の痛み」を引き起こす事で有名です。

 

だいたい、総じて夏風邪というものは「喉が痛くなる」ケースが非常に多いんですよね。また喉の痛みと一口に言っても、実際によく聞く声が

 

「鼻と喉の間が痛い」

 

という症状ですね。この訴えは、けっこう多く聞かれる症状なんですよ。そこで今回は、「鼻と喉の間が痛い」場合の原理や対処法について学んで行きましょう。

 

キーワードとなる言葉は、「上咽頭(じょういんとう)」と「鼻うがい」です。

スポンサードリンク

鼻と喉の間が痛いのは上咽頭の炎症が原因

一般に「喉が痛い」という時は、咽頭(いんとう)という部位に炎症が起きている訳ですが、さらに咽頭部を明確に分けると「上咽頭・中咽頭・下咽頭」に分かれます。

 

通常、うがいや薬を塗る際には中咽頭や下咽頭をターゲットにするのですが、実は喉の痛みに関して「上咽頭が起点になっている」という説があるのです。

 

そしてそんな上咽頭部の炎症こそが、今回のテーマでもある「鼻と喉の間が痛い原因」の正体でもあるのです。

 

つまり、上咽頭は非常に人体に影響が大きい部位であり、鼻や喉などの呼吸器ルートにおいて大変重要な働きを担っているという事なのです。

上咽頭の役割

近年、上咽頭には免疫上重要な働きがあるという事が分かりつつあります。その提唱をされているのが、以前ブログで紹介したこともある「堀田修医師」です。

 

堀田医師は、「IgA腎症」という免疫系が絡む難病の改善に道をつけられた医師なのですが、その治療過程で発見されたのが「上咽頭と免疫」の関係性です。

 

IgA腎症を始め、様々な体調不良に悩む方に対して「上咽頭の治療」を取り入れたところ、多くの患者さんで症状の改善が確認されたのです。

 

具体的に堀田医師は、治療の際に「上咽頭の炎症の有無」をまず確認して、炎症が確認されたら「硝酸銀を使って炎症部を焼く」治療を施されるそうです。

 

かなり痛いらしいのですが、しかしその後はみるみる患者さんの体調改善が確認されるケースが多いのだそうです。

 

ただ、中には痛い治療に抵抗がある方や遠方で来院が難しい方なども居られますね。そこで、そういった方でも上咽頭のケアが出来るようにと考案されたのが

 

「鼻うがい」

 

なのです。ちなみに堀田医師の著書を詳しく読まれたい方は、以下の本がおすすめです。

 

よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる

 

鼻うがいは上咽頭のケアに最適

鼻うがいの具体的な行い方などについては以前の記事に書いていますので、詳しくはそちらを読んで頂きたいと思います。

 

「鼻うがいの効果は絶大!本気で風邪を治したい人はぜひ!!」

 

なお簡単ではありますが、以下にその記事のおさらいを書いておきますので、記事を読んでいただいた後に、再度確認として以下ご覧ください。

鼻うがいのおさらい

鼻うがいの液体を自分で作って行う場合は、「0.9%濃度の食塩水」を使用する事(まったく鼻にしみません)。

 

大量に作り置きしない事。理想はその都度作るのが良い。

 

約60度ほど顔を上に向けた姿勢(軽く天井を向いた姿勢)で行う事。

 

鼻うがいの最中及び直後には、「鼻をかんだりすすったりしない」事。また「頻繁に唾を飲み込まない」事(逆流して中耳炎の原因になります)。

 

口から吐き出すのが難しければ、多少は飲み込んでも構わない。

 

こんなところですね。自分で「生理食塩水」を作って行う方法が金銭的に安価で済みますし、ある程度予防に主眼を置いた鼻うがいならば、それで充分でしょう。

 

ただ堀田医師の著書にも書いておられますが、鼻うがいに適した商品も作られており、すでに鼻や喉の奥が痛いという方では、そちらの商品を使用された方が良いでしょう。

鼻うがい専用液

それでは具体的な商品ですが、私は「プレフィア」という商品をおすすめします。

 

プレフィアは「グローバルアイ」という会社が製造していて、堀田医師がご著書の中でも推奨されている商品です。

 

私はもともと鼻炎持ちという事もあり、最初からプレフィアにお世話になっているわけですが、使用していて非常に鼻の感触が良いですね。

 

「鼻と喉の間」を液体が通過する際のわずかにしみる感覚が、とても心地よいのです。

 

もう鼻うがいを始めてかれこれ1年は経つでしょうが、おかげで今年の冬は風邪を引かずに乗り越える事も出来ました。

 

また、ちょっと鼻の奥や喉が痛くなりかけた時には、日頃より回数を多く鼻うがいを行うと、だいたい酷くならずに落ち着いて行きます。

 

よって、私は自分の経験からも、「鼻うがいは上咽頭のケア、ひいては鼻と喉の間が痛い時に最適である」と確信しています。

 

ぜひ皆さまにも、日々の健康法の1つとして取り入れて頂きたいものです。特に、今回のテーマでもある「鼻と喉の間が痛い」ような時にはかなり効果がありますよ。

スポンサードリンク

上咽頭ケアには銀翹散もおすすめ

鼻うがいが上咽頭ケアに有効である事はお分かりいただけましたか。

 

ではそれ以外にも、「鼻と喉の間が痛い時に有効」である上咽頭ケアについてお話しします。もちろん、鼻うがいとセットで考えてくださいね。

 

漢方薬に「銀翹散(ぎんぎょうさん)」というものがあります。銀翹散は、喉の痛みの急性期に非常によく効くのです。

 

上咽頭のケアとして鼻うがいとセットで行うと、非常に喉の痛みの回復が早くなるのでおススメですよ。

 

あまり多く出回っている漢方薬ではありませんが、喉がよく痛くなるという方は日頃から常備しておくと良いでしょうね。

 

別名「天津感冒片」という商品名で出ている場合もありますが、同じものと考えて頂いて良いです。

 

 

分からない方は、かかりつけの内科医等に尋ねてみてください。たいていの内科では漢方薬を取り扱かっているはずです。

 

以上。鼻と喉の間が痛い時の対応について話しました。

 

喉の痛みは非常に不快ですから、出来るだけ早く改善したいものですよね。

 

鼻うがいで日頃から予防に徹し、万が一痛くなった時には鼻うがいの回数を増やし、銀翹散との複合攻撃で鼻と喉の間の痛みを吹き飛ばしましょう。

まとめ

*鼻と喉の間が痛いのは、上咽頭部の炎症が原因。

*上咽頭は、免疫的にも非常に重要な役割を担っていると考えられる。

*鼻うがいが上咽頭のケアに最適である。

*銀翹散は急性の喉の痛みに有効である。

*プレフィアによる鼻うがいと銀翹散のセットで、鼻と喉の間の痛みを素早く改善しよう。

スポンサードリンク