巷では、血液型占いや血液型別の性格診断などが
流行っているようですね。

 

しかし、そもそも「血液型」の仕組みってどういうものなのか、実はよく理解できていないと思いませんか。

 

特にしばしば問題となりやすい

 

「親子における血液型の関係性」

 

などについては、「そういえばどうなるんだっけ」と咄嗟に答えられないものですよね。

 

そこで今回は、「親子における血液型の関係性」を中心に、血液型全体の知識を勉強して行きましょう。

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血液の構成

まずは、ざっと「血液の構成」について勉強しておきましょう。

 

血液は「血球(けっきゅう)」「血漿(けっしょう)」から構成されます。

 

「血球」の代表的な成分としては「赤血球・白血球・血小板」などがあり、「血漿」の代表的な成分は「たんぱく質や無機塩類などの細胞成分」などがあります。

 

さらに、「血漿から血液凝固成分であるフィブリノーゲンを除いた」ものを「血清(けっせい)」と呼びます。

 

細かく言えばまだ細分化は出来ますが、とりあえずはこれらを知っておけば充分です。

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血液型におけるABO方式

1900年、オーストリアの「ラントシュタイナー(物理学者)」によって、人間の血液には型があるという事が発見されました。

 

この発見により「血液不適合に伴う輸血事故」の改善が行われ、今日の「輸血技術」の発展があるのです。

 

まさに偉大な発見ですね。ここから血液型の

 

「ABO方式」

 

が生まれたのです。さて、そのABO方式ですが、決定する上で重要な指標となるのが「赤血球」と「血清」になります。

 

以下、少々むつかしい内容となりますが、どうぞ精読ください。

赤血球

それぞれの血液型に応じて、赤血球表面にある「抗原」に違いがあります。

A型の人>

A抗原

B型の人>

B抗原

O型の人>

A抗原もB抗原も存在しない

AB型の人>

A抗原とB抗原どちらともが存在する

血清

血清には、赤血球が持つ抗原に対抗する「抗体」があります。

A型の人>

B抗体

B型の人>

A抗体

O型の人>

A抗体とB抗体が存在する

AB型の人>

A抗体もB抗体も存在しない

 

これらの「赤血球」や「血清」が持つ「抗原」や「抗体」を調べる事で、人間の血液型が決定されて行きます。

 

ちなみに日本人の統計を取ると、「A型40%・O型30%・B型20%・AB型10%」という割合だそうです。

 

かなり難しい内容ですが、「まあそんなもんか」とざっと頭に入れておいてください。

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親子の血液型の組み合わせ

さて、本題に入って行きます。

 

親の血液型に応じて子どもがどのような血液型になるのか、以下説明して行きます。

 

なお血液型の組み合わせについては、検査の精度や染色体の影響などもあり、必ず100%以下のように決まる訳ではありません。

 

かなり精度は高いけども、決して100%ではないという事を承知しておいてください。

母親がA型

父がA型

子どもはA型かO型

<父がB型

子どもはすべての血液型があり得る

<父がO型

子どもはA型かO型

<父がAB型

A型かB型かAB型

親がB型

<父がA型

子どもはすべての血液型があり得る

<父がB型

子どもはB型かO型

<父がO型

子どもはB型かO型

<父がAB型

子どもはA型かB型かAB型

母親がO型

<父がA型

子どもはA型かO型

<父がB型

子どもはB型かO型

<父がO型

子どもはO型のみ

<父がAB型

子どもはA型かB型

母親がAB型

<父がA型

子どもはA型かB型かAB型

<父がB型

子どもはA型かB型かAB型

<父がO型

子どもはA型かB型

<父がAB型

子どもはA型かB型かAB型

 

概ねこのような組み合わせが考えられます。

 

ただし、何度も言うように決して100%の精度ではありませんので、そこはどうぞお忘れなく。

 

以上。親子の血液型の組み合わせについて話しました。

 

知っているようで意外と知らなかったという方も多いのではないでしょうか。

 

なお余談ですが、「犬」にも血液型が有るらしいのですが、人間のように「輸血の際に問題となる事は無い」そうです。

 

犬の体が凄いのか、それとも人間の体が精密すぎるのか、いずれにしても生命の神秘を感じますね。

まとめ

*血液は血球と血漿に分類され、さらに血漿からフィブリノーゲンを除いたものが血清である。

*1900年、ラントシュタイナーによってABO方式が体系づけられた。

*ABO方式の確立により、輸血事故が激減した。

*両親の血液型によって、子どもの血液型はほぼ分かる。

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