これといって打ったりした記憶も無いのに

 

「急に背中が痛くなる」

 

事ってありませんか。あるいは、日に日に背中の痛みが酷くなってくるようなケースなどもありませんか。

 

特に、事務作業が多い仕事の方や決まった姿勢で仕事を行う方などには、そのような訴えが多い傾向にあります。

 

たいていの方は、「筋肉痛や疲れだろう」と思ってそのままにしている方が多いと思われますが、時に背中の痛みというのは

 

「内臓病患の可能性」

 

を示しているケースがあります。場合によっては「がん」や「心筋梗塞」など、生命に重大な影響を及ぼす危険性を持った疾患である場合も想定されるのです。

 

今回は、そういった背中に痛みを感じる場合の原因と、痛む場所ごとに考えられる疾患について勉強して行く事にしましょう。

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背中の痛みは内蔵疾患の前兆かも

上で書いたように、背中が痛い場合というのは何らかの「内臓疾患」にかかっている可能性が考えられます。

 

打撲や筋肉痛などに心当たりがあればまだ良いのですが、頻繁に背中に痛みを感じたり、我慢できないほど強い痛みを感じる時は要注意です。

 

ではその内臓疾患ですが、どのような場合にそれが考えられるのかという点を、単なる筋肉痛等の見分けも含めて紹介しておきましょう。

 

「じっとしていても痛い場合は内臓疾患の可能性」

 

「じっとしてれば痛みはなく、動く時だけが痛い場合は筋肉痛」

 

という見分け方が精度が高いです。ここはかなり重要ですのでぜひ覚えてくださいね。

 

同じように「痛みを感じて」いても、じっとしていても痛いのか、あるいはじっとしていれば痛くないのか。ここでかなり選別が出来るのです。

 

なので、もし「あなたの背中の痛みがじっとしていても痛い」ようなら、我慢せずに直ちに医師の診察を受けるべきです。

 

なお、背中の痛みは痛む場所によって考えられる疾患が違います。以下に代表的な症状や疾患を紹介していきますので、どうぞ参考にされてください。

背中の中央が痛む

背中の中央が痛む場合には以下のような疾患が考えられます。

肺炎

両肩甲骨間が痛んだり気だるく感じる時は、肺炎の可能性があります。

 

「微熱・食欲不振・息切れ・せき・呼吸困難」なども見られるような場合には、かなり肺炎の可能性が高いです。

 

「高齢者の肺炎!細菌性肺炎に見られる症状は!?」

 

「子供の肺炎!ウイルス性肺炎に見られる症状とは!?」

 

「マイコプラズマ肺炎に効く薬はどれ?長引く咳に要注意!!」

肺がん

両肩甲骨間から首の根元にかけて痛みや鈍痛を感じる時は、肺がんの可能性があります。

 

「酷い肩こり・血交りのタン・しつこい咳」なども見られる場合には要注意です。

逆流性食道炎

背骨の中心に沿って痛みを感じる場合、逆流性食道炎の可能性があります。

 

「胸焼け・げっぷ・動悸」なども見られる場合にはその可能性が高まります。

食道がん

背骨に沿うような痛みや肩甲骨に拡がるような痛みを感じる場合には、食道がんの可能性にも考慮すべきです。

 

「酷い胸焼け・食べ物や飲み物が詰まるような感覚」がある場合には、早めに検査を受けるようにしてください。

膀胱炎(ぼうこうえん)

背中と腰の継ぎ目あたり、あるいはお尻に近いあたりの中央付近が強く痛む場合は、膀胱炎の可能性があります。

 

「頻尿・発熱・吐き気」などを伴うような場合には、早めに医師に診察をしてもらいましょう。

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背中の左側が痛む

左側の背中が痛む場合ですが、かなり重大な疾患が潜んでいるケースがあります。

胃炎

背中の左側やみぞおち辺りが痛む場合には、胃炎の可能性が考えられます。

 

「むかつき・嘔吐・食欲不振」なども見られる時には気を付けてください。

胃潰瘍

背中の左側やみぞおちが痛む場合は、胃潰瘍の可能性も考えられます。

 

「むかつき・嘔吐・吐血」なども見られる時には、すぐに病院で診察を受けましょう。

胃がん

背中の左側やみぞおちが痛む場合は、最悪の場合胃がんの可能性も考慮する必要があります。

 

「黒い便・酷い口臭・持続的な痛み」も見られるようなら、直ちに医師の診察を仰いでください。

 

早期治療であればかなりの治癒率が期待できます。

膵炎(すいえん)

左側の肩甲骨から下側あたりにかけて痛む場合は、膵炎の可能性が考えられます。

 

また、左わき腹からみぞおちにかけても痛むような場合もあります。

 

「かなりの激痛」があり、悪化すると様々な臓器に障害を及ぼすことになりますので、直ちに医師の診察を受けましょう。

膵臓(すいぞう)がん

左側の肩甲骨から下側あたりにかけて痛む、あるいは左の横腹やみぞおち周辺にも痛みがある場合には、膵臓がんの可能性もあります。

 

「目や体が黄色くなる黄疸(おうだん)・体の異様なかゆみ・尿が黄色くなる」などの兆候がある場合には注意が必要です。

 

すい臓がんは予後不良の疾患です。出来る限り早期の発見が望まれます。

左腎臓がん

左側の背中から腰やお尻にかけてが痛む場合、左の腎臓がんの可能性があります。

 

「血尿・蛋白尿・貧血」なども見られる場合には、この疾患に気を付けておいてください。

心筋梗塞

左の肩甲骨周辺から腕や肩などに痛みが生じ、同時に胸部にも猛烈な激痛が走る場合は、心筋梗塞の可能性が大です。

 

酷い場合には「顎の周囲」にまで痛みが及ぶこともあります。

 

「死を連想するような強い胸痛・背中や肩の痛み・滴り落ちる油汗」などが見られるようであれば、直ちに救急車を呼んでください。

 

心筋梗塞は致死率30%の怖い疾患です。一刻を争う疾患と心得てください。

 

「心筋梗塞の前兆の1つでもある左肩の痛みに気をつけよう!!」

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背中の右側が痛い場合

背中の右側に痛みを感じる場合にも、場合によっては命にかかわる疾患を患っている可能性があります。

肝炎

右側の肩甲骨から下側あたりにかけて痛みを感じる場合には、肝炎の可能性があります。

 

また、右肋骨の下の方やみぞおちの右側付近にも痛みを感じるケースがあります。

 

「体のしつこいだるさ・強い脚のだるさ」なども伴うようなケースでは、この疾患に注意が必要です。

肝臓がん

肝炎と同じく右側の肩甲骨から下側あたりにかけて、あるいは右胸部や右肋骨下などに痛みを感じます。

 

「体がとても疲れやすい・脚が異様にだるい・強烈な口臭がある・手の平が異様に赤い」などの症状もある場合には要注意です。

 

沈黙の臓器と言われるだけあって、症状が出始めたらすでに病状が進んでいる場合もあります。急いで医師受診をしましょう。

胆のう炎

右側の背中から肩やわき腹付近にかけて広い範囲に痛みを感じる場合は、胆のう炎の可能性が考えられます。

 

右側のみぞおちや肋骨の下にも痛みを伴う事が多いです。

 

「発作的な強い痛み・嘔吐」なども伴うような場合には、急いで医師に診てもらうようにしましょう。

胆管がん

胆のう炎と同じく、右側の背中から肩やわき腹付近にかけて、あるいはみぞおちや肋骨下にかけて痛む場合、胆管がんが考えられます。

 

「右上腹部の強い痛み・しこり・吐き気・黄疸」などの症状も伴う場合は直ちに医師に診てもらいましょう。

 

胆管がんも予後不良な疾患です。早期の発見が望まれます。

右腎臓がん

右側の背中から腰やお尻にかけてが痛む場合、右の腎臓がんの可能性があります。

 

「血尿・蛋白尿・貧血」なども見られる場合には、この疾患に気を付けておいてください。

がんについて

「がん」については以下に詳しく説明をしています。必ず知っておいて頂きたい知識ですので、ぜひともご覧ください。

 

「がんと癌の違いとは?悪性腫瘍にかかったらどうする!?」

 

以上。背中の痛みと内臓疾患の関係について話しました。

 

こうやって見てみると、ほとんどの内臓疾患が背中に痛みを引き起こす事が分かりますね。

 

我々治療家の中には、背中の痛みを単純に「筋肉痛」と判断して安易にマッサージ等を行い、結果こういった疾患の発見を遅らせてしまう者もおります。

 

私は常々、こういった内臓疾患の存在を念頭に施術に当たるようにしていますが、今までかなりの内臓疾患を発見してきました。

 

特に、「じっとしていても痛む」という症状が背中にある場合は、こういった内臓疾患が隠れている場合も少なくありません。

 

思い当たる症状があった方は、今からでも遅くありませんので、医師に詳しく診察してもらいうようにしてくださいね。

まとめ

*背中の中央付近が痛む場合、肺疾患や食道疾患が考えられる。

*背中の左側が痛む場合、胃疾患、すい臓疾患、腎臓疾患、心臓疾患が考えられる。

*背中の右側が痛む場合、肝臓疾患、胆のう疾患、胆管疾患、腎臓疾患が考えられる。

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