サマーシーズンはアウトドアが心地良い季節ですね。

 

家族や友人や恋人と、キャンプやバーベキューなどに出掛ける方も多いのではないかと思います。

 

がしかし、気を付けておきたい事もあります。

 

前回の記事でも書きましたが、夏季は「蛇」などの昆虫類の活動が活発になりますね。そして、山などの植物が多いところで気を付けておきたいのが

 

「蜂(ハチ)」

 

です。夏から秋にかけては蜂の行動が非常に活動的になるので、毎回蜂に刺されて大変な事になる事例が後を絶ちません。

 

そこで今回は、「蜂に刺された場合」の症状や対処法などについて話して行きたいと思います。

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日本で気を付けるべき3種のハチ

夏になると活動的になる蜂ですが、蜂と言っても種類は実にたくさん存在します。蜂に刺された場合は、その種類によっても重症度が大きく変わってくるのです。

 

特に、日本において気を付けておきたい蜂は「3種類」挙げられます。

 

こちらが何もしていない状況でもいきなり蜂は襲ってきたりしますので、「ハチ毎の特徴・症状・対処法」などについてよく知っておいてください。

スズメバチ

現在、我々にとって「最も危険な蜂」です。「個体の大きさ・攻撃性・毒素の強さ」など、どれをとっても危険度MAXの蜂ですね。

 

の中でも最大級の大きさを誇る

非常に獰猛で攻撃性が高い

体長は4~5㎝ほど

針から毒液を飛ばしてくる

防御反応が強く、巣を守るために積極的に攻撃行動を起こす

 

以上の様な特徴があります。

 

攻撃性が非常に高い事で有名なハチで、巣の近くを通っただけで襲ってくるケースも報告されており、最も気をつけたい蜂です。スズメバチの毒は

 

毒のカクテル

 

とも呼ばれ、神経毒がかなり強力に作用してくるのが怖いところです。

 

「アナフィラキシーショック」

 

という、「全身の炎症や腫れ・呼吸困難・意識障害」などを引き起こす事態も多く発生しており、中には残念ながら命を落とされる方もおられます。

 

スズメバチは「刺されるたびに毒の効き目が早くなる」とも言われており、一回目よりも二回目に刺された時の方がかなり危険です。

 

過去に「一度でも刺されたことがある人」が刺された場合は、一刻も早く治療を受ける事が求められます。

 

スズメバチの攻撃は、刺すだけでなく毒を霧のようにまき散らす事もあります。目に入れば失明する可能性があり、呼吸器官等に入っても非常に危険です。

 

しかも、撒き散らされた毒に反応して仲間が集まってくるので、集団で襲い掛かかられる事で命の危険にも繋がるのです。

スズメバチの見分け方

オレンジ色の胴体で、脚は黒いタイプが多い。

直線的に飛び回り、スピードも速い。

巣は丸い球体でマーブル模様が多い。何層にも重なっている。

巣の場所は、家の軒下や木の枝先など比較的開放的な場所にある。

 

スズメバチの画像(心臓が弱い方はご注意ください)

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アシナガバチ

スズメバチの次に気をつけたいハチです。

 

スズメバチに比べると細身である

比較的穏やかな性格で、攻撃性は低い

積極的に攻撃してくることはあまり無いが、巣を守るためには徹底抗戦してくる

体長は2~3㎝ほど

あまり動きは早くない

 

以上の様な特徴があります。

 

攻撃性はあまり高くありませんが、毒素はかなり強力で、刺された際の痛みはスズメバチを凌ぐケースもあります。

 

比較的おとなしいハチで、自分から攻撃してくる事はあまりありませんが、巣に近づいたり威嚇したりすると、一転して徹底的に攻撃をしてきます。

 

アシナガバチの毒は種類によってはかなり強力で、スズメバチと同様に

 

「アナフィラキシーショック」

 

を発生させることがありますので、攻撃性が高くないからと甘く見たら痛い目に遭います。

アシナガバチの見分け方

胴体も脚も黄色いタイプが多い。

後ろ脚をダランと垂らしてふらふらと飛ぶ。あまり素早くない。

巣は六角形のような形が多く、穴が丸見えでお椀のような形をしている。

巣の場所は、屋根裏や床下、壁の中や土の中など、比較的閉鎖的な場所にある。

 

アシナガバチの画像(心臓が弱い方はご注意ください)

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ミツバチ

皆さまご存じの、我々に一番身近な可愛いハチです。

 

攻撃性はかなり低い

体長は約2センチほど

刺されると針が皮膚に突き刺さる

刺したミツバチは針が体から抜けて死ぬ

大集団の群れをなす性質があり、1つの巣に数千〜数万匹生息する

 

以上の様な特徴があります。

 

ミツバチは、よほど刺激をしない限りは攻撃してきません。ミツバチの針は、刺さるとハチ本体から抜けて皮膚に突き刺さります。

 

針はミツバチの体内と繋がっており、針が抜ける事でミツバチは死んでしまいます。まさに捨て身の反撃なのです。

 

毒性は、スズメバチやアシナガバチほどは強くありませんが、毒液から強い匂いを発して他のハチを誘います。その結果、大集団に襲われてショック症状を起こす場合が稀にあります。

 

刺された場合は速やかに毒針をピンセットや毛抜きで抜き、水で流して匂いを消しましょう。

 

なおミツバチは、本来野菜や果物などの受粉から成長の為に必要不可欠な存在です。ところが近年は、スズメバチの増加に伴いミツバチが捕食され、数が激減しています。

 

その結果、将来的にミツバチが居なくなり、「食物が育たなくなって人類は飢餓に苦しむことになる」という事を提唱される学者さんもおられます。

 

これまでミツバチは、人間と上手く共存して互いに栄えてきましたが、その絶妙な関係が壊れようとしている今、どのようにミツバチと共存してゆくのか真剣に考えなければなりません。

 

ミツバチの画像(心臓が弱い方はご注意ください)

ハチに刺された際の症状

蜂の種類や刺された場所の多さなどによっても症状は変わりますが、概ね以下のような症状が一般的です。

局所症状

強い痛みで刺された場所がズキズキ疼く

刺された場所を中心に赤く腫れ上がる

全身症状

気分が悪くなり、吐き気を催す事がある

口が渇いて舌がしびれる

腹痛が起こり、場合によっては下痢や嘔吐もする

重度全身症状<アナフィラキシーショック>

呼吸困難,全身けいれん,意識障害などが起こり、場合によっては死に至る

 

アナフィラキシーショックは1回目でも起こり得ますが、2回目に刺された時の方が起こる確率は高くなります。

 

1度目に蜂に刺された際、人間の体内ではハチ毒に対する「抗体」が作られますが、二度目に刺された際に、その抗体が激しくアレルギー反応を起こす事があるのです。

 

アナフィラキシーショックは、刺された後30分程度で発病してみるみる体調が増悪します。一刻を争う状態ですので、早急に病院へ搬送してもらいましょう。

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ハチに刺された際の処置

自分でできる処置としては、以下のような処置を行いましょう。

 

仰向けに寝て、足を高くし頭を低くする(吐き気がある場合は横向きに寝る)。

 

手や脚を刺された場合は、刺された場所より心臓側の方を縛る(ただし、毒が溜まると細胞が破壊されるので10分毎に緩める)。

 

ミツバチの場合は針が皮膚に残っているので抜き取る。ただし、毒液の入った膨らみ「毒脳(どくのう)」を潰さないように慎重に。

 

刺された場所をつまんで血を絞り出すようにしながら水で洗い流す。

 

抗ヒスタミン剤配合のステロイド薬などを患部に塗る(以下の薬が代表的です)。

 

【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX 15g ※セルフメディケーション税制対象商品

上記の処置を行っても痛みや腫れなどが酷い場合には、必ず「皮膚科医」等に診察をお願いするようにしてください。

ハチに刺されない為の予防法

山や森などに行くとハチに遭遇して刺される危険性が高くなります。よって、以下のような予防を講じて、少しでもその危険性を下げれるように対策をしておきましょう。

巣に近づかない

蜂の巣を見かけても、絶対に近づかないようにしましょう。たまたま近くにあった場合には、慌てて走らずに慎重に距離をとりながら去りましょう。

黒い色に注意

蜂は白いものよりも黒いものを攻撃する習性があります。また、赤や青などの明るい色にも反応する事があります。

 

できるだけ黒い服や明るい服は避けて、地味な色に徹しましょう。また、髪を隠すためにも帽子を被る事をおすすめします。

香りの強いものを避ける

香水やシャンプーや整髪料などで香りの強いものは注意です。

 

また、甘い匂いのするジュースや食べ物にも蜂は寄ってきます。寄せ付けないためにも、そういった点には気を付けておきましょう。

長袖長ズボンにする

暑いからと言って半袖や半ズボンで動き回ると、蜂に刺される機会を与えてしまう事にもなりかねません。アウトドアの際には、長袖と長ズボンに徹しましょう。

 

以上。ハチに刺された際の症状や対処法について話しました。

 

私はミツバチにしか刺されたことはありませんが、それでもかなりの激痛だった事を覚えています。

 

これがスズメバチだったら、いったいどれほど痛いのだろうかと考えただけで恐ろしいですね。

 

これからアウトドアの機会が増えてきますが、ぜひハチに刺されないように気を付けながらお楽しみください。

まとめ

*日本においては、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類に注意が必要。

*蜂に刺されたら局所の症状で済むのが大半だが、まれに生命に関わるような全身症状が起こる場合もある。

*2回目に刺された方やアレルギー体質が強い方は、特に注意しておこう。

*ハチに刺されないように予防する事が大事。ハチはテリトリーを侵犯されたら一斉に向かってくる事を忘れずに。

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