fe1e36a96b6773ba53c79b8f86b05da5_m

天高く馬肥ゆる秋が近づいています。

 

近隣の小中学校からは運動会の練習の元気な声が聞こえ始めており、とても爽やかな気持ちになりますね。

 

さて、毎年この時期になると、運動会の練習で負傷した子どもたちが当院にたくさん来院します。

 

さすがに大人と違って、いつまでも負傷を引きずるような事はありませんが、中には重症なケガも見受けますので、先生方には十分配慮をお願いしたいと思います。

 

今回は、そういった中から

 

「負傷度の高い競技種目」

 

をランキングしてみましょう。ただし「危険だから止めてしまえという事ではありません」よ。

 

むしろ盛り上がる競技ばかりなので、ケガに気を付ける意識を持った上で、大いに子どもたちや家族で楽しみたいものです。

スポンサードリンク

負傷度ナンバー1は組体操

当院での施術実績から見てみると、もっとも負傷度の高い競技は

 

「組体操」

 

です。組体操は主に小学5~6年生が担当する事が多い競技ですが、非常に感動的なシーンが多い競技ですよね。

 

しかし、特に土台になる子どもたちでは、肩や背中を踏み台にされて下で長時間支えていたりするので、かなりの負担が体にかかります。

 

ゆえに、当然負傷するリスクも高いですね。

 

また近年はかなり少なくはなりましたが、タワーなどの頂点から落下した際に、側にいる先生が上手く支えきらずに負傷するケースなどもたまにあります。

 

組体操での負傷として多いのは、「頚部・肩部・腰背部・膝などの打撲やねんざ」です。

負傷度ナンバー2は騎馬戦

2番目に負傷が多い競技は

 

「騎馬戦」

 

です。騎馬戦は小学校高学年から中学生ぐらいまでがよく行う競技で、特に男子が非常にテンションがあがる競技の1つですね。

 

騎馬戦は燃えるんですよね。見ている大人もつい自分の若いころを思い出して興奮してしまいます。

 

地域によっては「帽子を取るだけ」というルールの学校もあるようですが、私の住んでる地方の学校では「相手を地面に落とすまで」勝負をするのです。

 

いちおう先生が側についてはいるのですが、若さゆえの気性でかなり荒っぽい勝負になったりもしますから、当然落下に伴う負傷が起こりやすいです。

 

騎馬戦では、「頭部・肩部・腕・手首などの打撲やねんざ」がよく見られます。

 

上に乗っている子どもが落下した際に負傷するケースや、馬になっている子ども同士が下で小突きあって負傷したりするケースが多いですね。

負傷度ナンバー3はムカデ競争や二人三脚

3番目に負傷が多いのが

 

「ムカデ競争や二人三脚」

 

です。互いの脚を結んで体を寄せ合うので、必然子ども同士の距離感が縮まってお互いに仲良くなれる人気の競技ですね。

 

ただし脚を固定して走る競技ですから、いわゆるドミノ倒しのような事態が発生しやすく、ちょいちょい転倒に伴う負傷をしやすいというデメリットもあります。

 

ムカデ競争や二人三脚では、「手首・膝・足首などの打撲やねんざ」がよく見られます。

スポンサードリンク

負傷度ランキング番外編

危険度としては高くないのですが、負傷率が高い競技としては

 

「徒競走などの走る競技」

 

が挙げられます。徒競走は、普段運動部に所属していない子どもたちなどでは、急に練習で何度も走ったりするので、体がびっくりしてケガに至るケースがあります。

 

また運動部の子どもたちでも、走る際につい熱くなってぶつかって転倒したり、走った後に嘔吐してしまったりと、思わぬ負傷に出くわすケースがあります。

 

徒競走などでは、「膝・足首・ふくらはぎなどの捻挫や肉離れ」などが見られます。

 

しかし、徒競走にしろリレーにしろ苦手な子どもには苦痛でしかありませんが、運動会の花形種目であることには違いありませんので、見ていてとても楽しいものです。

危険な競技は止めるべきか

では、危険な競技は止めるべきなのでしょうか。冒頭でも書きましたが、私個人としては

 

「まったく止める必要はない」

 

と考えています。だいたい危険だから何でも止めてしまえじゃ、ますます子どもたちの「運動能力や危機管理能力が育ちません」からね。

 

それに、運動会のあの感動や一体感も薄れてしまいます。

 

そこで、子どもの体を守る為にも「負傷から自衛する能力を育てておく」事が大事なのです。その為には、小さいころからスポーツを習わせておきたいですね。

 

スポーツを習う中で、負傷を上手に回避してゆく反射神経や柔軟性を養う事により、いざ危険度の高い運動を行ったとしても負傷リスクが大幅に軽減するのです。

 

それからこれは食事の影響が大きいと思うのですが、最近の子どもたちの「体はとても硬い」ので、昔に比べてケガをしやすい子どもが増えています。

 

そういう観点からも、小さいうちからスポーツを習わせて運動能力を鍛えておくことが非常に重要だと考えています。

 

以上。運動会の競技種目ごとの危険度ランキングでした。

 

私個人としては、子どもに習わせるなら「体操競技」をおすすめしたいです。

 

体操と言ってもオリンピックでやっているような体操ではなく、跳び箱とかマット運動などの基本的なバランス感覚を教えてくれる楽しい体操です。

 

たいていの小学校などでは、放課後に外部(スポーツ少年団など)の先生を招いて教室を開いている場合が多いので、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

 

私の子どもたちも体操を習わせていたので、柔軟性が身に付いて反射神経がとても良くなりました。今は「空手」を習わせていますが、そこにも大いに役立っていますよ。

 

なお、万が一子どもが負傷を負ってしまった場合には、「整形外科」や「整骨院」を受診しましょう。

 

順序としては、整形外科にて検査をしてもらって大きな異常が無ければ、その後は整骨院でリハビリを行ってゆく流れが良いでしょう。

 

下段の関連記事なども参考までにどうぞご覧ください。

まとめ

*運動会での負傷は、捻挫や打撲や肉離れが多い。

*運動会での負傷しやすい競技種目は、組体操、騎馬戦、ムカデ競争や二人三脚など。

*負傷が危いからと言って危険な競技を止める事には反対。

*負傷から自衛する能力を育てる事が大事。その為には小さなころからスポーツの習慣を。

スポンサードリンク