生きているといろいろな症状に悩まされる事があります。時には、自分でもよく説明できないような不安な症状に出くわす事もありますよね。

 

「こんな症状が気になるんだけど、いったい病院の何科に行けば良いの」

 

という場面を、誰しも一度は経験した事があるのではないでしょうか。

 

今回は、そんな気になる症状を部位ごとに分けて、「何科にかかるべきかの目安」について話してみたいと思います。

スポンサードリンク

救急車を呼ぶに当たって

記事を書くに先立ちまして、まずお話ししておきたい事があります。それは

 

「救急車の出動要請」

 

についてです。近年、安易な救急車の出動要請増加によって、現場への到着時間がどんどん遅くなりつつある事が社会問題となっています。

 

ですから、本当に救急車の出動を必要としている方のためにも、救急車を呼ぼうと思った際には、まず

 

「救急相談窓口」

 

を利用される事をおすすめします。救急相談窓口は各自治体ごとに設置してあり、救急車を呼ぶべきか否かのアドバイスを行ってくれる窓口です。

 

ぜひ以下の電話番号をメモしておかれる事をおすすめいたします。

 

成人窓口・・・#7119

 

小児窓口・・・#8000

 

救急車・・・119

関節が痛い

残念ながら一年一年歳をとるごとに、あちこちの関節が痛むようになっちゃいますね。

 

特に「肩・腰・膝の痛み」の3点セットのうち、最低どれか1つには当てはまるという方が圧倒的に多いです。

動かす時だけ関節が痛む

動かす時だけ関節が痛む場合には、とりあえずは内科的な病気の可能性は低いので、まずは「整形外科」を受診しましょう。

安静にしていても関節が痛む

動いていないのに関節が痛む場合には、何らかの炎症か内科的な病気の可能性もあります。まずは「整形外科」にて関節の状態を診てもらってください。

 

次に、腰や背中が痛む場合においては内蔵疾患の可能性がありますので、かかりつけなどの「内科」も受診しましょう。

 

さらに、指や手首などが腫れて痛む場合には、リウマチなどの膠原病も疑われますので、「膠原病内科」「リウマチ科」なども受診しておきましょう。

 

「肩の痛みは何科に行けば良い!?4つの選択肢から選ぼう!!」

 

「腰の痛みは何科に行けば良い!?5つの選択肢から選ぼう!!」

 

「膝の痛みは何科にかかれば良い?2つの選択肢から選ぼう!!」

スポンサードリンク

頭が痛い

頭痛は、われわれにとても身近な症状ですね。

 

たいていの頭痛は生命に問題のない頭痛ですが、まれに重篤な病気を示唆する頭痛もありますので、決して侮ってはいけません。

頭が重だるい・ガンガンする・目の奥がズキズキする

これらの頭痛は、「緊張型頭痛」や「片頭痛」や「群発頭痛」という種類の頭痛である可能性が高いですので、「脳神経外科」を受診しましょう。

 

緊張型頭痛に効く薬は!?重い鈍痛にサヨナラ!

 

片頭痛に効く薬は!?鋭い痛みにサヨナラ!

 

群発頭痛の原因と対処法は!?最強の頭痛!!

嘔吐・顔のしびれ・手足の麻痺などがともなう頭痛

こういった頭痛の場合には、まれに「脳梗塞」や「脳腫瘍」や「髄膜炎」などの重篤な病気が隠れている事があります。

 

「脳神経外科」が第1選択肢ですが、意識障害なども見られるような場合には「救命救急科」を受診しましょう(救急車の出動要請も検討)。

 

頭痛を治す!でもそれ以前に危険な病的頭痛かも!?

胸や背中が痛い

胸や背中の領域は、内臓に近いのでよく注意して症状の経過を見ておく必要があります。

せき・タンをともなう痛み

「肺」や「気管支」の疾患が疑われますので、かかりつけの「内科」または「呼吸器内科」などを受診しましょう。

 

「マイコプラズマ肺炎に効く薬はどれ?長引く咳に要注意!!」

苦しさ・油汗・動悸などをともなう痛み

「心臓」や「大動脈」などの疾患が疑われますので、かかりつけの「内科」または「循環器内科」などを受診しましょう。

 

動悸に関しては「心因性」のものもありますので、内科等で異常が見られなければ「心療内科」を受診しましょう。

 

「心筋梗塞の前兆の1つでもある左肩の痛みに気を付けよう!!」

吐き気・全身疲労・黄疸(皮膚や目や爪が黄色くなる)をともなう痛み

「肝臓・胆のう・すい臓」疾患が疑われますので、かかりつけなどの「内科」を受診しましょう。

 

「背中の痛みは内臓の病気かも!?痛む場所で分かる疾患!!」

肋間神経痛をともなう痛み

「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の前駆症状である場合が有ります。皮膚に水泡などが出始めたら、すぐに「皮膚科」を受診しましょう。

 

「肋間神経痛に効く即効ツボ!寒くなると増える神経痛!!」

スポンサードリンク

お腹や腰が痛い

お腹や腰の痛みに関しては、消化器以外にもいろんな臓器の病気の可能性がありますので要注意です。

むかつき・胸焼け・嘔吐・下痢などをともなう痛み

「食道」や「胃腸」疾患が疑われます。また感染性胃腸炎などの風邪の可能性もあります。かかりつけの「内科」または「消化器内科・胃腸内科」等を受診しましょう。

 

「胃腸炎の治し方!ウイルス性だった場合はどうする!?」

 

坐骨神経痛をともなう痛み

「腎臓」や「前立腺」の疾患が疑われますので、かかりつけの「内科」または「泌尿器科」を受診しましょう。

 

「坐骨神経痛に効く即効ツボ!寒くなると増える神経痛!!」

頻尿・血尿・排尿痛・微熱などをともなう痛み

「腎臓」や「膀胱(ぼうこう)」の疾患が疑われますので、かかりつけの「内科」または「泌尿器科」を受診しましょう。

女性で不正出血・下腹部の違和感などをともなう痛み

「子宮」や「卵巣」などの疾患が疑われますので、「産婦人科」を受診しましょう。

高齢者で転倒後などに発生した痛み

「脊椎の圧迫骨折」の可能性があります。腰だけでなくお腹を痛がるケースも多いです。「整形外科」を受診しましょう。

発熱と共に股関節やお尻あたりにも痛みがある

「股関節に細菌感染」を起こしている可能性があります。「整形外科」または症状が強いならば「救急外来」などを受診しましょう。

 

「股関節の痛みは何科に行くべき?3つの選択肢から選ぼう!!」

総合診療科という心強い味方がいる

さて、ざっと代表的な疾患を挙げてきましたが、体の痛みや不調がこれらには該当せず、かつなかなか自分では判断に窮するような場合もありますね。そこで

 

「総合診療科」

 

という選択肢があります。近年、たいていの総合病院や大学病院に設置されている診療科です。具体的には

 

「何科にかかれば良いか分からない場合や、かかってはいるけど原因が分からない場合」

 

などに受診してみるべき診療科です。体を総合的に診てくれますし、診断スキルの高い医師が担当してくれる場合が多いので、非常に心強い存在と言えます。

 

実は私の祖母も、最近大学病院の総合診療科である疾患を発見して頂きました。

 

祖母は、1か月程「右側頭部の頭痛」を訴えており、特に朝の起床時には「頭を押さえ込む」ほど痛がっていました。

 

通常この症状は「脳腫瘍」に見られる症状なので、私は直ちに「脳神経外科」を受診させました。ところが、まったく異常が見つからないのです。

 

またかかりつけの「内科」にも相談させたり、「耳鼻科」などでも詳しく検査してもらったのですが、それでも原因がいっこうに分かりませんでした。

 

そこで、意を決して大学病院の「総合診療科」を受診させました。すると、そこの先生が非常に優秀な医師で、詳しく検査をして頂いた結果

 

「肥厚性硬膜炎(ひこうせいこうまくえん)」という指定難病である事が分かったのです。

 

それから投薬治療が開始され、現在もまだ闘病中ではありますが、かなり痛みも軽減されて、日常生活に支障がないまでに回復する事ができました。

 

本当に見つけて頂いて感謝しているのですが、あのまま発見されなかったら今頃どうなっていたのだろうかと思うと、非常に怖いものがあります。

 

あなたも、もし気になる症状があるのになかなか原因が見つからないような時には、総合診療科という選択肢がある事を、ぜひ覚えておいてくださいね。

 

以上。何科に行けば良いか迷った時の目安について話しました。

 

今回の記事はかなり役に立つ内容だと思います。記事を印刷して、冷蔵庫やトイレにでも貼っておいて頂ければ、何かの折に役に立つのではないでしょうか。

まとめ

*救急車を呼ぶ前に、救急相談窓口の利用も検討しよう。

*関節の痛みは、動く時だけ痛いのか安静にしていても痛いのかで対応が違う。

*頭の痛みは、頭痛だけなのかあるいはその他の症状を伴うのかで対応が違う。

*胸や背中の痛みは、肺、気管支、心臓、大動脈疾患などに要注意。

*お腹や腰の痛みは、胃腸器、泌尿器、婦人科、脊椎疾患などに要注意。

*分からない時は、総合診療科という心強い存在もある。

スポンサードリンク