手首は、日常生活を行う上でよく使用する部位ですね。

 

そんな手首の関節には日頃から大きな負担がかかっており、その結果強い痛みが発生する事があります。そう

 

「腱鞘炎(けんしょうえん)」

 

ですね。ちょっと動かしただけでも「スキッ」とした鋭い痛みを感じる辛い疾患です。

 

この腱鞘炎には大きく分けて「2つの原因」があるのですが、今回はそのあたりの事についてよく考えてみることにしましょう。

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腱鞘炎

腱鞘炎という名前はよく聞かれることかと思いますが、実際の病態とはどのようなものなのでしょうか。

 

手首や指には、手首や指を伸ばす「伸筋腱」や手首を指を曲げる「屈筋腱」という「腱(すじ)」が走っています。そして、その腱を守るように包み込んでいる

 

「腱鞘(けんしょう)」

 

という膜が存在します。この腱鞘が炎症を起こすことを、腱鞘炎と呼ぶのです。

腱鞘炎の症状

炎症を起こすので強い痛みが発生します。「腕を使う動作」や「指を使う動作」など、あらゆる動作において痛みを起こしてくる厄介者ですね。

 

さらに酷くなると、「じっとしていても痛む」ような辛い症状を引き越してくるケースも珍しくありません。

 

腱鞘炎には大きく分けて2つの種類がありますので、以下説明してゆきます。

ドケルバン病

通常、腱鞘炎と呼ばれる症状の大半はこれに該当します。手首の「親指側が痛くなる」のが特徴的です。

 

原因になっている作業やスポーツ等を極力止めて、症状が軽減するまで約1か月程度は安静にしておく必要があります。

 

場合によっては、「固定」で患部を保護しなければならないような重症タイプもあります。詳しくは以下の記事をどうぞ。

 

「手首の痛みは何科にかかれば良い?2つの選択肢から選ぼう!」

TFCC損傷

腱鞘炎の中では特殊なタイプですが、臨床ではけっこうお目にかかる事が多い疾患です。手首の「小指側が痛くなる」のが特徴です。

 

ドケルバン病と同じく、原因になっている作業やスポーツ等を極力止めて、症状が軽減するまで約1~2か月程度は安静にしておく必要があります。

 

こちらはある程度「固定」が必要な場合が多いです。詳しくは以下の記事をどうぞ。

 

「手首の痛みは何科にかかれば良い?2つの選択肢から選ぼう!」

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腱鞘炎の治療やリハビリ

腱鞘炎の治し方は以下のような流れとなります。

 

まずは極力「安静」を保つようにして、上記のリンク先で紹介しているようなサポーターで患部を「固定」しましょう。

 

次に、じっとしていても痛むような強い症状がある時には、整形外科に行って湿布や抗炎症鎮痛剤をいただきましょう。

 

後は、腕や手首などを使った後にこまめに患部を「冷やす」ようにすると、再発防止を兼ねながら治りを促進できるので効果的です。

 

使った後は一旦冷やす方が良いのですが、普段はお風呂やカイロなどを利用して患部を「温めて」血流を良くすると良いでしょう。

 

冷やし方の具体的な方法については、以下の記事を参考にされてください。

 

「関節痛の応急処置はどうすれば良い?それならRICEです!」

 

また、自分でできるセルフケアなどについては以下の動画も参考になります。

 

 

以上。腱鞘炎について話しました。

 

腱鞘炎は、炎症が酷いと鋭い痛みが起こってくるので非常に辛いです。出来るだけ罹患したくはないですよね。

 

なかなか腕を使わないという訳にはいかないでしょうが、サポーターで保護したり日頃から血流を良くして筋肉をほぐしておく事が重要です。

 

また、少し使い過ぎた時は患部を冷やして炎症を抑えるようにしておくと、痛みが起こりにくいので有効です。

 

こういった点に気を付けて日常生活を過ごしてゆきましょうね。

まとめ

*腱鞘炎は、腱を包む腱鞘という膜が炎症を起こす病態。

*ドケルバン病とTFCC損傷とに大別できる。

*安静と固定が基本的治療。症状が酷い時は医師の受診を。

*温めて血流を良くする事が大事だが、使った後だけは冷やしておくと良い。

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