今回の記事は、生きていれば誰でも一度は経験するであろう

 

「お腹の痛み」

 

についての話です。小児から高齢者まで幅広い世代で腹痛は見られますが、そんな腹痛にはいったいどんな疾患が隠れているのでしょうか。

 

そして、「腹痛」の際には何科を受診したら良いのかという事についても、多方面から考えてみる事にしましょう。

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腹痛の種類

お腹には多種多様の臓器が収まっていますが、どの臓器が障害を受けているかによっても痛みの種類や場所が変わってきます。

 

以下、代表的なものについて書いてみたいと思います。

みぞおちの痛み

みぞおちの事を医学的には「心窩部(しんかぶ)」と言いますが、ここが痛む際に考えられる疾患は「心臓・食道・胃・すい臓」などの疾患です。

 

病名としては、「心筋梗塞・逆流性食道炎・胃炎・胃潰瘍・胃がん・十二指腸潰瘍・すい臓炎」などが可能性として挙がるでしょう。

右上腹部の痛み

上腹部の特に右側が痛む場合は、「肝臓・胆のう・右腎臓」などの疾患が考えられます。

 

病名としては、「肝炎・肝臓がん・胆のう炎・胆石・胆のうがん・胆管がん・右尿路結石・右腎盂炎」などが可能性として挙がるでしょう。

左上腹部の痛み

上腹部の特に左側が痛む場合は、「胃・すい臓・左腎臓」などの疾患が考えられます。

 

病名としては、「胃炎・胃潰瘍・胃がん・すい炎・すい臓がん・左尿路結石・左腎盂炎」などが可能性として挙がるでしょう。

右下腹部の痛み

下腹部の特に右側が痛む場合は、「虫垂(ちゅうすい)・右腎臓・右卵巣」などの疾患が考えられます。

 

病名としては、「虫垂炎(いわゆる盲腸の事)・右尿路結石・右腎臓がん・右卵巣炎・右卵巣がん」などが可能性として挙がるでしょう。

左下腹部の痛み

下腹部の特に左側が痛む場合は、「腸・左腎臓・左卵巣」などの疾患が考えられます。

 

病名としては、「大腸炎・大腸憩室炎(けいしつえん)・IBS(過敏性腸症候群)・左尿路結石・左腎臓がん・左卵巣炎・左卵巣がん」などが可能性として挙がるでしょう。

下腹部中央の痛み

下腹部中央が痛む場合は、「膀胱(ぼうこう)・子宮(しきゅう)・腎臓」などの疾患が考えられます。

 

病名としては、「膀胱炎・膀胱がん・子宮外妊娠・尿路結石」などが可能性として挙がるでしょう。

腹部全体が痛い

お腹全体がどことはなく痛むような場合、あるいは痛む場所があちこち移動するような場合は「胃・腸」の疾患が考えられます。

 

「便秘・単なる胃腸炎・ガス疝痛(お腹のガスが溜まり刺すように痛む)・腹膜炎(ガンや虫垂炎をこじらせると発症する事がある)・腸閉塞」などが可能性として挙がるでしょう。

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何科を受診すれば良いか

では、上記に挙げたようなお腹の痛みがある際には、病院の何科を受診したら良いのでしょうか。選択肢としては以下の3つとなるでしょう。

 

「内科」

 

「泌尿器科」

 

「婦人科」

 

次項でさらに詳しく見て行きましょう。

内科

内臓の疾患に関するスペシャリストである「医師」が診察を行ってくれる医療機関です。

 

どの種類の腹痛であっても、まずは一番に受診すべき医療機関と言えます。ぜひ、日頃から気軽に受診できる「かかりつけ医」を作っておくと便利ですね。

 

基本的に、「問診・画像検査・血液検査」などによって病気を診断し、投薬治療や専門病院への紹介などで回復を促してくれます。

泌尿器科

泌尿器の疾患に関するスペシャリストである「医師」が診察を行ってくれる医療機関です。

 

泌尿器の病気では、「発熱も伴う・腰背部にも痛みが出る・痛みの質が鋭い」などの特徴が見られやすいです。

 

内科で特に異常が見つからないけど上記のような症状がある時には、ただちに受診すべき医療機関でしょう。

 

基本的に、「画像検査・血液検査」などによって病気を診断し、投薬治療(一部外科治療)や大病院への紹介などで回復を促してくれます。

婦人科

婦人科の病気に関するスペシャリストである「医師」が診察を行ってくれる医療機関です。

 

婦人科の病気では、「不正出血も伴う・おりものが多い・しつこい鈍痛が続く」などの特徴が見られやすいです。

 

内科で特に異常が見つからないけど上記のような症状がある時には、ただちに受診すべき医療機関でしょう。

 

基本的に、「画像検査・血液検査」などによって病気を診断し、投薬治療(一部外科治療)や大病院への紹介などで回復を促してくれます。

 

以上。お腹の痛みがある際には何科を受診するかという話でした。

 

腹痛は私たちにもっとも身近な症状であるだけに、つい「単なる腹痛だろう」などと甘く考えがちです。

 

しかし、お腹は重要な臓器が密集しているために、何でもかんでも単純な腹痛と考えていると、後で大変な事にもなりかねません。

 

ぜひ早めの受診を心がけるようにしておいてくださいね。

まとめ

*お腹の痛みには、多種多様な臓器の疾患が隠れている。

*お腹の痛みで受診するならまずは内科。次に泌尿器科か婦人科が選択肢になる。

*お腹は重要臓器が目白押し。単なる腹痛だと甘く考えすぎない事。

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