漢方薬シリーズ第11回です。今回は、皮膚トラブル全般に効能が期待できる漢方薬

 

「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」

 

について紹介します。

 

十味敗毒湯は、江戸時代の医師で、世界初の全身麻酔による外科手術を成功させた「華岡青洲」によって考案された事でも有名な漢方薬ですね。

 

今回の記事は、皮膚トラブルでお困りの方にお役に立てる内容となっていますので、ぜひ参考にされてください。

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十味敗毒湯

「十味敗毒湯」は、漢方薬ファンの中ではかなり有名な部類に入るもので、主に「化膿や湿疹」などの皮膚トラブル全般を改善する目的で使用される漢方薬です。

 

十味敗毒湯は、「荊芥・防風・柴胡・桔梗・川芎・茯苓・甘草・生姜・樸樕・独活」の生薬から構成されています。

 

十味敗毒湯はその薬理上、体力が普通程度以上ある方に向いた漢方薬です。

十味敗毒湯の効能

十味敗毒湯の効能は、主に皮膚トラブル全般症状に発揮されますが、服用するタイミングとしては

 

「皮膚の湿疹・おでき・赤み・かゆみ・ジンマシン」

 

などの症状がある時に適応します。十味敗毒湯の効能は、「10種類の生薬によって毒素を体外へ排出する」事によって発揮されます。

 

以下に各成分ごとの効能を列記しておきますので、ぜひ参考にされてください。

荊芥

発汗・発散を促す作用

防風

発汗・発散を促す作用

柴胡

発汗・発散を促す作用

桔梗

排膿・去痰作用

川芎

血流を良くする作用

茯苓

不要な水分を排泄する作用

甘草

気を補う作用

生姜

発汗・発散を促す作用

樸樕

収斂(しゅうれん)作用

独活

痛みを軽減する作用

十味敗毒湯服用時の注意点

十味敗毒湯は、さすがに華岡青洲先生が開発しただけあって大きな副作用が出にくい漢方薬です。ただし、体力が虚弱気味の方にはあまり向いていません。

 

また、他の漢方薬と同様に以下のような注意点はありますので頭に入れておきましょう。

甘草配合の漢方薬

「芍薬甘草湯」など、甘草が配合されている他の漢方薬との飲み合わせには注意が必要です。

偽アルドステロン症

「血圧上昇・むくみ・手足のしびれ・ふるえ・脱力」などを伴う、「偽アルドステロン症」という副作用がごく稀に発生します。

 

服用開始後は体調の変化に気を付けておいてください。

 

 

以上。十味敗毒湯の話でした。

 

皮膚病に対する漢方薬と言えば、まず真っ先に名前が挙がるのがこの十味敗毒湯ですね。ぜひ「皮膚病=十味敗毒湯」と暗記しておきましょう。

 

なおタイトルにある「ニキビ」に関してですが、十味敗毒湯単独ではあまり強い効果は期待できません。

 

特に「赤ニキビ以上」の状態では、抗生物質やニキビ専用の塗り薬などと併用して治療を行ってゆく必要がありますので、皮膚科医と相談しながら治療を進めてください。

 

「ニキビやシミシワの改善にはレチノイン酸クリームがおすすめ!!」

 

白ニキビや黒ニキビまでの状態の方、あるいはニキビ治療を終えて再発防止のために体質改善を行いたい方などには、非常に適しているでしょう。

 

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まとめ

*十味敗毒湯は、漢方薬痛にはかなり有名な部類の漢方薬。

*十味敗毒湯は、世界初の全身麻酔による外科手術を成功させた華岡青洲によって考案された。

*皮膚病全般に効能がある。

*生薬の組み合わせによって、徐々に毒素を体外へ排出してゆく作用を持つ。

*体調や胃腸が衰弱しておらず、体力が普通程度以上ある方が対象となる。

*漢方だから副作用が無い訳ではない。注意点をよく理解しておこう。

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