暑すぎる夏が続いておりますが、読者の皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。

 

僕は、根っからのアイスコーヒー好きが祟ったのか、お腹が冷えて下痢ピーピーです。いくら暑いからとて、冷えた飲み物の摂りすぎには気をつけましょうね。

 

改めて反省反省です(笑)。

 

さて今日の記事は、知人からの相談ごとについて、僕の見解を交えながら皆さまにも一緒にお考えいただきたいテーマなのです。

 

「子どもが家のお金を盗んでしまう」

 

というお悩みについてです。

 

う~ん。この悩み相談ってけっこう多いんですよね。何を隠そう、僕自身も小さいころは家の貯金箱からちょいちょい拝借していた前科がありますし。

 

それでですね、実はこのテーマについての僕の見解はある程度固まっているのです。

 

「すべては親に原因がある」

 

えーっ。「僕は(私は)真っ当に、一生懸命愛情をかけていますよ」って声が聞こえてきそうですね。

 

分かります。でもですね、残念ながらお金の問題だけでは無く、子どもが起こすすべての問題行動の陰には、必ず親へのメッセージが隠れているのですよ。

 

僕自身の子育ての軌跡を振りかえってみても、子どもとの関係が上手く行っていない時って、やっぱり僕に原因があったんですよね。

 

そこのところを、今回はあなたと共に考えてみたいと思います。

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愛情のかけ方を間違えてはいないか

あなたもきっと、自分以上に子どもの幸せを願いながら、日々子育てに邁進しておられることでしょう。

 

それは本当に素晴らしい事であり、平気で虐待や自分本位な子育てをする人間どもに、腹いっぱいあなたの爪の垢を煎じて飲ませてやりたいものです。

 

でもですね。そんな懸命な親だからこそ、つい知らず知らずのうちに陥ってしまう罠というものもあるんですよ。それが

 

「過干渉・過保護・過放任」

 

という罠なんです。

過干渉

過干渉とは、一生懸命子どもの行く末を案じるがあまり、良かれと思って、つい自分(親)の思う通りの人生を歩ませようとレールを引いてしまう事です。

 

「あれはダメだこれはダメだ」と子どもがやる前から選択肢を取り上げてしまったり、「こうしろああしろ」と子どもに選択肢を強制してしまうのですね。

 

これ、子どもにとっては迷惑以外の何ものでもないんですよ。

 

そして最大の問題は、親自身が子どもが迷惑に感じている事に気付けない点なんです。なんせ、親自身は子どもの為だと大義名分を掲げていますからね。

 

だから子どもは、「少しは自由にさせてくれ」と反発して、何らかの問題行動を起こしてしまうのです。

 

この過干渉は、僕もよく陥る事の多い罠なんです。

 

総じて過干渉は、責任感が強くて、何事も理路整然と真剣に考えて行動する気質の方に多い傾向があります。

過保護

過保護も過干渉とよく似ているのですが、過干渉がどちらかというと子どもに厳しめに当たるのに対し、過保護は子どもに甘く当たり過ぎるのです。

 

よく居ますよね。ちょっと怪我をしたぐらいで、相手や学校にクレームをつけては自分の子どもは何も悪くないと喚き続ける親が。

 

それとか、子どもが欲しいと言ったらいくらでもお金や物を与えたり、子どもが悪い言動を行った時に気を使って何も言えない親なども、過保護の典型ですね。

 

こうなると子どもは親を見下すようになりますから、「多少悪さをしても何も言えないだろう」と親をナメてしまい、次々に問題行動を起こすようになります。

 

総じて過保護は、自分も家族から良し良しされて育ち、優しくて穏やかで保守意識が強い気質の方に多い傾向があります。

過放任

過放任は過干渉とは逆で、子どもの自由を約束し過ぎるがあまり、つい規律の重要性や物事の良し悪しを教えることを怠ってしまう事です。

 

厳しくもなく、かといって甘くもなく、どちらかと言うと子どもとある程度の距離をとっている為に、子どもからしたら自分に無関心であるかのようにとられてしまいがちです。

 

親も子どももお互いが自由なのは素晴らしい事です。

 

しかしあまりに自由な家風であり過ぎると、「お父さん(お母さん)はホントに自分の事に興味があるんだろうか」と、かまってほしくて何らかの問題行動を起こしてしまうのですね。

 

よくありがちなのは、子どもの学校行事や習い事等にあまり行けなかったり、仕事や私用が多くてあまり子どもと接する機会が少ない場合などに、寂しさを感じる子どもが多いようです。

 

総じて過放任は、自由でとらわれがなく、価値観が広くて直感で行動を起こす気質の方に多い傾向があります。

自分はどのタイプに当てはまるだろう

子どもがお金を盗むなどの問題行動を度々起こすような場合、たいていは、親がこのどこかの罠に落ちている事が多いですね。

 

僕も日々こういった罠と闘っていますよ。

 

でも決して自分を責めてはいけません。あなたは子どもをとても愛しているのですから。ただちょっとだけその愛し方がズレているだけなんです。

 

大事なことは

 

「子どもの問題は親自身の問題である」

 

という意識です。勇気を持って、親自身が「自分の関わり方に問題がありはしないだろうか」と自らに問うことなのです。

 

そして何か気付く事があったならば、思い切って今までの関わり方を変えてみるのです。そうすると、必ず子どもの言動に変化が現れてくるものです。

 

もちろん、それが1回で上手く行くこともあれば、何度も試行錯誤してようやく上手く行くというケースもあるでしょう。

 

大変な事ではありますが、そうやって幾重にも親自身が自らの硬い扉を破り続けた先にしか、どうやら良好な親子関係というのは実現しないようなのです。

 

ただ何度も言いますが、決して自分を責めてはいけませんよ。

 

親だって人間です。神ではないのですから完璧でなくても良いのです。それに、虐待をかまして平気でいるような馬鹿親とは雲泥の差なのですから。

子ども自身にも問題がないわけではない

もちろん、子どもにまったく問題がないという事でもありません。

 

そもそも子どもは、好奇心が豊富でイタズラ好きでもあり、まだまだ物事の良し悪しの深さが理解できません。

 

なので、どれだけ親が自らを律していても、やってしまう時にはやってしまうのが子どもという存在でもあります。

 

まあそうやって失敗を繰り返しながら、良し悪しの深さを理解して成長して行くものでもありますから、あまり親自身がナーバスにはならないようにしましょう。

 

温かい目で見守りつつも、正すべきは正しながら、「自分の子どもなんだから必ず真っ当な人間になる」と信じて疑わない姿勢が大事ですね。

子どもがお金を盗んだ時のまとめ

頭ごなしに叱りつけない

お金を盗んでしまった時、子どもはいけないことをやってしまったと自分で分かっています。

 

なのに頭ごなしに叱りつけてしまうと、自分の気持ちを親は分かってくれないと反発しますから、逆切れするかその場だけ良い子のフリをしてまた再犯を行います。

 

なので、叱りつける前に深呼吸をして落ち着き、まずはなぜ子どもがそのような行動をとってしまったのかをよく聞いてあげましょう。

 

出来心なのか、物欲なのか、あるいはイジメという可能性もありますし、親への反発心かもしれません。

 

とにかくよくその背景を吐きださせてあげる事が重要です。

 

その時に大事なのは、子どもの言葉で子ども自身に語らせることです。決して親が「ああでしょ、こうでしょ」と誘導尋問をしないこと。

罪は糾弾するけど人格までは絶対に否定しない

盗むという罪がいかに他人を悲しませる行為であるか。そして、いかに社会的にもペナルティを与えられる行為であるか。

 

こういった「罪そのもの」についてはしっかりと教育する必要があります。絶対にこういう行動は許さないという姿勢は示さなければなりません。

 

ただし気をつけたい事は、絶対に人格までは否定しないこと。

 

「出来損ない」とか「人間失格」とか「生まれて来なければ良かった」とか、決してその手の類の言葉を吐かないことです。

 

嘘つきは泥棒のはじまりなどと言いますが、僕に言わせれば、家のお金を盗むなどまだ可愛いものです。

 

ナンボでもまだ修正が効く範囲なのですから。

 

「このままでは将来犯罪者になってしまう」とうろたえるのではなく、「自分の子どもが真っ当な人間に育たないはずがない」と、むしろ子どもへの信をいっそう深めてあげてください。

ペナルティを与える

社会に出れば、いくら反省をしたとしてもやってしまった行動に対するペナルティは受けなければなりません。

 

その教訓として、子どもに対して一定のペナルティを与えましょう。

 

ただし、ご飯を抜くとか体罰を与えるとか、そういった生命に関わるようなペナルティは絶対に与えてはいけません。

 

ゲームを一定の期間取り上げるとか、好きな行動にいっていの制限を与えるようなペナルティが良いでしょう。

 

この際大事なことは、あまり長期間のペナルティを与え過ぎない事。

 

そして、あくまで社会システム上、問題行動にはそういったペナルティを与えられるものだという事を強調することが重要です。

 

決して親に対して迷惑をかけた罰だとか、私的な制裁だとは強調しないように。

親自身が過干渉・過保護・過放任に陥っていないか見つめる

最後に大事なことは、子どもの問題を子どもの問題だけで片づけないことです。

 

親自身の在り方が今回の事件を招いてしまったのだと、勇気を持って自らを見つめ直す事です。

 

過干渉であったならば、子どもの選択権を優先して親自身の考えは後ろに置くようにする事。

 

過保護であったならば、我慢する事も覚えさせ時には勇気を持って突き放してみる事。

 

過放任であったならば、仕事や私用を多少制限してでも子どもとの時間を増やす事。

 

そんな具合に、親自身も、子どもと共に変わろうとする姿勢を示すことがとても重要だと思います。

子どもが誘惑にかられる環境を作らない

とは言え、人は誘惑に弱い生き物でもあります。子どもならなおさらです。

 

なので、子どもがお金を盗みたくなるような環境を作らない事も大切です。

 

必要以上の現金を家に置かない。

 

面倒でも必要な時に必要な額だけを自ら銀行に引き出しに行く事。

 

財布などをその辺にポイッと置かない。

 

ただし、あまりあからさまにそういう行動をとると、子どもは、自分を信じてくれていないのだとひねくれることがあります。

 

なのであくまでさりげなく、かつ慎重にお金をしっかりと管理監督する姿勢が大事です。

お小遣いの報酬制を導入する

何らかの成果を挙げた者に対して報酬が与えられるのが社会のシステムです。

 

その喜びを子どもに覚えさせましょう。それは将来の為にも良い教育となると思います。

 

ちなみに我が家では、長男は勉強派なので「テストの点数」による報酬を、次男はスポーツ派なので「試合の成績」による報酬制にしています。

 

それ以外の場面では、基本的にお小遣いは与えません。

 

そんなに多くのチャンスがあるわけではないのですが、その分子どもはやりがいも感じるようですし、けっこう報酬を楽しみにして頑張っている部分もあると思います。

 

大人だって給料をいただくと嬉しいですよね。それと一緒です。我が家では今のところそのシステムが上手く行っていますので、良かったら参考までに。

 

以上。今回の記事はだいぶん長い記事になってしまいましたが、かなり熱を込めて書いたつもりです。

 

少しはお役に立てる内容もあったかと思いますので、ぜひ参考にして頂いて、これからあなたに良き親子関係が築かれますことを、切に願っていますよ。

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