成人病の代表格と言えば

 

「高血圧」f89de9cf050deef843ad5702a5a0135f_m

 

ですが、しかし「高血圧は何で悪いのか」と問われて、果たしてどれだけの方が回答できるでしょう。

 

いったい高血圧とはどういうメカニズムで、また食事の内容や生活習慣はどのような影響を及ぼすのでしょうか。

 

寒いこれからの時期は、高血圧になりやすく血管系の疾患も増えがちです。今回はその対策の意味も込めて、「高血圧」に焦点を当てて話をしたいと思います。

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高血圧

「WHO(世界保健機関)」によると

 

「高血圧は平常時血圧が140/90mmHg以上の状態」

 

と定義されています。

 

日本人の死因TOP3は「がん・脳卒中・心臓病」ですが、このうち「脳卒中」と「心臓病」には高血圧が関与すると考えられています。

 

そのため、多くの医師たちがこの範囲内に血圧が収まる事を目標に患者の治療に当たっておられます。

 

さて、上記で「140/90mmHg以上が高血圧」と述べましたが、実はこの数値、科学的には根拠が無いとも言われています。

 

知り合いの医師に聞いた所、「160/90mmHg以上」で血管系の病気リスクが高まる事は確認されているけど、「140/90mmHg以上で危険」と見るかは何とも言えないという事でした。

 

なので私は、自分自身の経験からも「160/90mmHg以下」を目標に血圧コントロールを行えば、まず十分なのではないかと考えています。

高血圧の原因

高血圧の説明書きなどをよく読んでいると

 

「本態性高血圧(ほんたいせいこうけつあつ)」

 

と書かれている事に気づきます。これはかんたんに言うと、「原因がよく分からない」という意味なのです。

 

一部、「副腎腫瘍」や「腎臓病」など内科的な原因で起こる高血圧もありますが、ほとんどの高血圧の原因は、「実はよく分かっていない」のですね。

 

よく「食塩を摂り過ぎると高血圧になる」と言われますが、これとてあくまで一つの仮説であり、現代科学においては「食塩=高血圧説」は否定されるケースも増えています。

 

むしろ「食塩を制限する方が体にとっては好ましくない」という意見もあるぐらいですね。そこで、高血圧の可能性として最も考えたい原因が「血流不全」です。

 

例えば、高齢者は血管壁が硬くなる為に全身に血が通いにくくなります。その結果、さらに血を送ろうと心臓が頑張るので自然と血圧が上がります。この事からも分かるように

 

「高血圧とは血流を良くしようと心臓が頑張っている」

 

状態なのではないかとも考えられる訳です。そう考えると、なぜ血圧が上がるのかは明白ですね。

 

「血流が悪い」

 

のです。血流が悪くなる習慣と言えば、「運動不足・ストレス・肥満・喫煙・高血糖」などが該当します。高血圧の方は思い当たるのではないでしょうか。

 

中でも、特に重要なのが「食事の偏り」と「運動不足」でしょう。

 

炭水化物主体の現代の食事スタイルは、もろに高血糖状態を促進して高血圧の原因となります。詳しくは以下の記事も参照ください。

 

糖質制限への批判があるけど実際どうなの!?理論編!!

 

また、運動不足によって血流が慢性的に悪いと、血液を流すために心臓が頑張るので、やはり高血圧の原因となりますね。

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高血圧が招く疾患

高血圧が招く疾患のリスクとしては、「梗塞」や「出血」性疾患のリスクが挙げられます。例えば

 

「梗塞性疾患では脳梗塞や心筋梗塞」

 

です。いわゆる血液ドロドロ状態の人が高血圧になると、赤血球同士がくっついて血管壁にこびりつきやすくなります。その結果、血管が詰まりやすくなるのです。それから

 

「出血性疾患では脳出血や動脈瘤破裂」

 

です。高血圧では血管にかかる圧力が相当なものですから、あまりに行き過ぎた高血圧では、血管破裂のリスクを伴う事にもなります。

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血圧を下げる食事と運動のポイント

高血圧の原因として大きいのが「食事」「運動不足」だと言いました。

 

そこで、この2点についてどのような考え方で望めばよいのか検討してみましょう。

高血圧改善のための食事

まず「食事」に関して言っておきますが、人間の体は、何を食べたから血圧が上がるとか下がるとかそんな単純には出来ていません。

 

何かを食べて血圧が下がったと言っている方々は、たいてい無意識で、「運動不足の解消・減量・糖質の制限・野菜果物の積極的摂取・ストレス軽減」などを同時に行っています。

 

これらすべてが「血圧を下げる因子」なのです。ですから、これらの実践を意識的に行う事で、何か特定の食物に頼らなくても血圧を下げる事が可能なのです。

 

ちなみに、食事療法でもっとも主体となりがちな「減塩で血圧を下げる」方法ですが、個人的には疑問を感じています。

 

私自身が高血圧なのでいろいろと実践してみましたが、別にむりやり薄味にしなくても、運動習慣をつけて体重を落としストレス管理を意識するだけで、かなり血圧は下がりました。

 

なので、高血圧の原因を食塩摂取のみに求める事はナンセンスだと思います。そもそも塩分は体に必要な栄養素でもありますしね。

 

なお、あえて高血圧を改善するために最も大事な食事法は何かと聞かれたならば

 

「糖質を少なめに摂ること」

 

だと答えます。詳しくは上記のリンク先記事にて読んで頂きたいのですが

 

「糖質は血糖値を上げて血管を傷みやすくする」

 

簡単に言うと、そういう事なのです。血管が傷むと、当然血圧に対しては好ましい環境とは言えませんからね。

高血圧改善のための運動

「運動」についてはいろいろな方法があるのですが、もっともおすすめなのは

 

「スローウォーキング」

 

です。毎日「1~2㎞を20分~30分かけてゆったりと歩く」習慣をつけてみましょう。何も、無茶に飛んだり跳ねたりする必要はないのです。

 

「代謝を良くするためには面積の大きな下半身を動かせば良い」

 

のですから、これぐらいの運動で充分なのです。地味に思えますが、こういった何の変哲もない地道な作業を淡々と実行できる人こそが、長い目で見れば結果が出せる人です。

 

決して激しい運動ではありませんから、ぜひ日常に取り入れて頂きたいと思います。私も実践していますが、だんだん血圧が下がって安定してきていますよ。

 

以上。高血圧について話しました。

 

ざまざまな疾患のリスクが高まる高血圧ではありますが、あまり数値に捕われ過ぎるのも考え物です。

 

多少高血圧ぐらいの方が「長寿」であるという意見もあります。

 

少々高血圧でも、「まあ長生きするからいいや」と気楽に構えるぐらいで居る方が、高血圧と上手く付き合ってゆけると思います。

 

ただし「160/90mmHg以上」の血圧がある方は油断禁物です。この場合はしっかりと管理してゆくことを心がけてくださいね。

まとめ

*高血圧の定義は、平常時血圧が「140/90mmHg以上」。

*高血圧では、梗塞性や出血性疾患のリスクが高まる。

*実際には、「160/90mmHg以内」までは問題ないと考えられる。

*高血圧の原因は、内科的疾患由来のものを除いて原因は不明。

*血流の悪化という要因が多分に絡んでいると思われる。

*血圧とは、塩分摂取で上がり塩分制限で下がるような単純なものではない。

*生活習慣においては、食事の偏りと運動不足を改善すること。

*ツボは「H6とF4」。詳しくは、サイドバー記事「井穴刺絡!万病に効くツボ治療決定版!!」を参照。

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