検診などで「総コレステロール値」を指摘され、74b6d6d7da52754d9d23e4d120c726e3_mどうしたもんだろうかと悩んだことはありませんか。しかもよりによって

 

「悪玉コレステロール」

 

の高値を指摘され、「病気になるのでは」と不安に陥っている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、そもそもこの数値が高いと何が悪いのかという事を知らずに慌てても、事態は解決しません。

 

今回はコレステロールの役割を勉強しながら、「数値が高いと何が悪いのか」あるいは「どうすれば数値が下がるのか」。

 

そういった点を検証しながら、「コレステロール」について考えて行きたいと思います。

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コレステロール

コレステロールには「HDL(善玉コレステロール)」「LDL(悪玉コレステロール)」の2種類があるという事は、よく知られていますね。

 

ここで皆さまにお尋ねします。

 

「HDLは善玉だから体に良くて、LDLは悪玉だから体に悪い」

 

という認識を持たれていませんか。しかし実はこれ、間違った認識なのですよ。

 

HDLもLDLも、どちらも本来体には大切な成分なのです。そもそも、この命名からして良くないと思うんですよね。

 

HDLは、身体の各場所からコレステロールを回収して回る働きがあり、LDLは逆に、身体の各場所にコレステロールを届ける働きがあります。

 

それがいつしか、「LDLのせいでコレステロール値が増える」という認識に誤解され、拡がって行ったものと思われます。しかし、本来

 

「コレステロールには大切な役割がいくつもある」

 

という事を、あなたにもぜひ知っておいて頂きたいのです。

コレステロールの役割

コレステロールには以下のような重要な役割があります。

細胞膜の形成

コレステロールは「細胞膜の形成」に関わっています。

 

細胞膜は免疫機能に関与する為、もし、コレステロールが足りなくて細胞膜の形成が上手く行かないと、大切な免疫機能が低下する恐れがあります。

ステロイドホルモンの形成

コレステロールは「ステロイドホルモンの形成」にも関わっています。

 

ステロイドは強力な「抗炎症鎮痛作用」を持っており、体の中で起こる様々な炎症や痛みに対して強力な作用を発揮してくれます。

 

もし、コレステロールが足りなくてステロイドホルモンの形成が上手く行かないと、難治性疾患の炎症や痛みに対抗できなくなるのです。

 

このように、コレステロールには大切な役割もあるという事を、まずは知っておきましょう。

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 コレステロール値が高いのは悪い事か

結論から言うと

 

「コレステロール値が高い事は決して悪い事ではありません」

 

が、ただしLDL(悪玉)コレステロール中の一部には、酸化しやすい性質の

 

「小粒子LDL(酸化)コレステロール」

 

というものがあり、その影響で動脈硬化が起こるリスクは確かにあります。

 

なので、あまりにもコレステロール値が高い場合は(特にLDL値が高い場合)、この「酸化コレステロール」によって動脈硬化が促進される可能性は考えるべきです。

 

ですから、LDL値があまりにも高値の場合には、「酸化コレステロールによる疾患リスク」にだけは備えておく必要があるでしょう。

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LDLコレステロール値を下げるには

実は近年の研究で、白血球の中の

 

「マクロファージがLDL酸化コレステロールを貪食し、動脈硬化を防ぐ一助となってくれる」

 

という事が分かっています。ですから悪玉コレステロールを下げたいと願うならば

 

「白血球の働きを促進する」

 

事が大切になります。

 

白血球の働きを促進すると言えば、例えば「玉ねぎに含まれる硫黄化合物が白血球を活性化する」と言われていますので、ぜひ食卓に取り入れてみましょう。

 

それから、白血球は「栄養処理」にも関わっているという話を以前しましたが覚えておられるでしょうか。

 

要は、いつも満腹状態で栄養処理ばかりにエネルギーを使わせていたら、いざという時に白血球が十二分に力を発揮できない可能性がある訳です。

 

よって、たまには「空腹状態」を意図的に作ってあげてください。白血球にもたまにはお休みを与えてあげるという事ですね。

 

そうする事で、いざという時に免疫力が発揮しやすくなるので、風邪なども早く治るようになりますよ。

 

「夏風邪を早く治す方法がこれだ!免疫力を最大限に発揮しよう!」

 

その為におすすめの方法は、食事を「1日2食制」にする事です。

 

特別に医師からの食事指導中などではない限り、1日1食抜いたぐらいで体がどうにかなる事はありませんので、ぜひ1日2食に慣れる習慣をつけましょう。

 

昔の方が「腹八分に医者いらず」と言ったのは、本当に理に叶っているのですよ。

 

以上。コレステロールについてお話しました。

 

前回の高血圧もそうですが、何でも巷の情報を鵜呑みにするのでなく、しっかりと情報を集めて自らの責任で判断してゆく習慣を私たちは身につけてゆかなければなりません。

 

特に医療の分野では、誤解や勘違いが常識の如くまかり通っている事がありますので、しっかりとした見識を高めてゆく必要があるのです。

まとめ

*コレステロールには、HDL(善玉)とLDL(悪玉)がある。

*善玉=良い、悪玉=悪い、という事では決してない。

*コレステロールは、細胞膜形成とステロイドホルモン形成に関わる。

*LDLの一部には酸化コレステロールという困り者も存在するので、この働きは抑えたい。

*酸化コレステロールを抑えるには、白血球の働きを促進する事が重要。

*白血球の働きを促進するには、硫黄化合物の摂取と腹八分の食事が大事。

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