体の健康を保ってゆく上で、絶対に欠かせないものと言えば
「血液」
ですね。血液の「流れ」や「質」によって体の健康度が決まると言っても、決して過言ではないでしょう。
特に「血液ドロドロ」では何が悪いのか、また「血液サラサラ」になる為にはどうすれば良いのかといった点には、皆さま高い関心をお持ちの事でしょう。
今回は、前回の「血液ドロドロ」の記事を踏まえた上で、では「血液サラサラ」になる為に何を行えば良いのかという事を考えてゆきます。
①血液サラサラってどういう事
まずは前回の復習から。
血液ドロドロとは「赤血球の動きが悪い状態」で、動きが悪い赤血球同士がくっついて血管壁にこびりつく結果、血流が悪くなったり詰まりやすくなるという事でしたね。
という事はですよ、血液サラサラになる為にはその逆を目指せば良い訳ですね。
つまり「赤血球の動きを良くする」事や「血管壁の負担を減らす」事。
血液サラサラになる為には、そういった点に心がけてゆく事がとても大事になるのです。
②血液サラサラになる為に
血液ドロドロの原因は大きく2つあって、それは「食べ過ぎ」と「運動不足」という事を前回話しましたね。
おおよその現代人は、普通に生活していればたいていこの罠に陥ります。ここから抜け出すためには、かなりしっかりとした意識改革を行う必要があります。
食べ過ぎの改善
まず「食事」についてですが、食事と言うと「どんな食材を食べれば良いのか」に焦点が行きがちですが、私に言わせれば
「プチ断食」
の方がはるかに有効だと思います。と言っても、何日も食べるなという訳では決してありませんよ。食べ過ぎ改善のために「1日2食」に挑戦してほしいのです。
つまり、1日1食を断食する「プチ断食」スタイルですね。
「2食じゃ力が出ないし体にも良くない」と言う方がいますが、それは「3度食べないと体に悪い」という思い込みに支配されているだけです。
1日2食で体がどうにかなるという事はありません(医師の食事指導中は除く)。むしろ胃腸の負担が軽くなる分だけ体に良いのですよ。
それでも、どうしても1日3食じゃないと駄目だという方は、「朝を軽めにしてみる」というのはどうでしょうか。
例えば、朝食は野菜ジュースなどの「水分だけにして固形物は摂らない」という方法も有りではないでしょうか。それだけでもかなり違うと思いますよ。
運動不足の改善
次に「運動不足」ですが、運動不足の改善には「有酸素運動」と「無酸素運動」の両立がおすすめです。
ウォーキングや軽いジョギングなどの「有酸素運動」と、筋トレなどの「無酸素運動」を、短時間でもよいので毎日継続して行ってほしいと思います。
どちらも行うのは大変だという方は、例えば「今日は有酸素運動」で「明日は無酸素運動」という具合に、1日交代で行ってみるのも良いでしょう。
注意点として、運動はひたすら激しく動けば良いというものでは決してありません。何よりも「動かす習慣を継続してゆく」事に意義があるのです。
「1~2㎞をゆっくりと20~30分かけて歩く」ぐらいの運動量でも、毎日継続出来たならばかなり上出来ですよ。
③血液クレンジングという方法もある
それでも、どうしても自分での努力には限界があるという方には、ちょっとお金はかかりますが
「血液クレンジング」
という方法もあります。まだ日本では保険適用外ですが、欧米では古くから認知された治療法で、様々な疾患に対して効果を発揮してきた実績があります。
具体的には、「オゾンガスを血中に入れる事で血液の酸素化」を図り、血液の質や流れを良くして免疫機能を高め、ついでにアンチエイジングも目指そうという治療法です。
どうしても食事や運動での改善が困難な方は、一度検討してみる価値のある治療法だと思います。詳しくは、血管外科医や美容外科医などへお尋ねになると良いでしょう。
ただしせっかく綺麗にしてもらっても、食事の乱れや運動不足が強いと、結局は一時的な改善で終わってしまいます。
長く健康でいたいのであれば、生活習慣の改善などで自助努力を怠らない姿勢が何より大事になるのです。
以上。血液サラサラになる為の話でした。
血液の流れや質は生命の基盤そのものと言えます。お互いにその意識を持って、健康な人生を歩む為に、真剣に血液サラサラ化に取り組んでゆきたいものですね。
まとめ
*血液サラサラになる為には、赤血球の動きを良くする事が大事。
*その為に、食べ過ぎと運動不足の改善に取り組もう。
*食べ過ぎの改善にはまずは1日2食制に挑戦。
*運動不足の改善には、有酸素運動と無酸素運動を日替わりで20~30分。
*最終手段として、血液クレンジングという方法も。