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ある日、突然片方の耳が詰まった感覚となり急に聞こえが悪くなる。

 

「突発性難聴」

 

比較的罹患する頻度が高い疾患で、特に中高年の女性に多く見られます。

 

と言いながらかくいうこの私も、昨年男ではありながら罹患してしまいました。そもそもこの疾患の確たる原因はよく分かっていませんが、どうもストレスの影響が強いようです。確かに思い当たる節はありますね。

 

さて、この「突発性難聴」の治療はスピードが命です。そのうち治るだろうで放っておくと、後から大変な思いをする羽目になりますので、と正しい知識を身に着けて対処してゆきたいものです。

 

今日は、そんな「突発性難聴」の話をします。

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突発性難聴

難聴には大きく分けて2種類あります。

 

「耳」の構造は「外耳・中耳・内耳」から構成されますが、そのうち、外耳と中耳に原因があるものを「伝音性難聴」と呼び、内耳から脳に至るまでの部分に原因があるものを「感音性難聴」と呼びます。

 

伝音性難聴は治療によって聴力の回復が可能な難聴ですが、感音性難聴は治療が難しく聴力の回復が困難な難聴です。

 

突発性難聴は、このうち「感音性難聴」に分類される疾患であります。

 

つまり治りにくい難聴に分類される訳ですから、治療を開始するスピードが命となるのです。

 

私は幸いその知識があったので、直ちに耳鼻科医に診察をお願いし、素早く治療に着手したおかげで何とか事無きを得ました。

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突発性難聴の症状

ある日突然に、「片方の耳が聞こえ辛く」なります。

 

風呂やプールに入った際に耳に水が入る事がありますが、あんな感じの不快な「詰まり感」です。何をやっても詰まりが取れず、日に日に聞こえが悪くなります。

 

また、女性の方では「めまい」を併発する方も比較的多いようです。痛みは基本的にありません。

 

原因はよく分かっていません。

 

ストレスによる自律神経説や、気圧による内耳の循環障害説や、ウイルスによる感染説などが言われていますが、どれもがそれぞれに可能性としては考えられるものの、明確な原因とまでは言えません。

 

ただし私の場合もそうですが、罹患した方のほとんどが発症前に強いストレスを抱えていたと証言されますから、現状では「ストレス説」が最も可能性としては強そうです。

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突発性難聴の治療

急性期には「ステロイド」の内服治療が行わます。それから、内耳の圧力を軽減する為の「利尿剤」なども併用される場合が多いです。

 

ステロイドについては、副作用の心配から服用を毛嫌いされる方も多いと聞きますが、やはり急を要する疾患では大きな力になってくれる薬ですから、私は迷わず服用すべきだと思います。

 

またこの場合の利尿剤ですが、「イソバイド」という「ドロッ」とした飲みにくい液体薬が処方される事が多いです。

 

この「イソバイド」、あまりに飲みにくい為、ジュースなどで割って飲んでも良いと説明される事もありますが、実はその飲み方では「効果を半減させる」みたいです。

 

これは知り合いの「薬剤師」に聞いたのですが、この利尿剤は「高張液」と言って、体の浸透圧を利用しながら余計な水分を体外へ排出する事を目的に作られているそうです。

 

つまり、薄めてしまうと、体の原理を利用した利尿作用が上手く働き辛くなるので、せっかくの薬効が軽減されてしまうのです。

 

なので、非常に飲みにくい液体薬なのですが、我慢してそのまま服用する事が大事です。私も顔を歪めながら頑張ったものでした。

 

また、「星状神経節ブロック」という治療法を行う医療機関もあります。

 

これは、頚部の自律神経節に「局所麻酔薬」を注射して、交感神経の緊張を緩める事で血流を良くする治療法です。

 

特殊な治療法なので、麻酔の対応が出来る医療機関でしか行われないのが一般的です。遅くても発症1~2週間以内には開始しなければ良好な結果が出にくいと言われています。

 

単発で効果が出る場合は少ないので、2~3か月程は治療を継続しながら経過を見てゆく必要もあるでしょう。

 

突発性難聴は、年齢が若い方なら完治も見込めますが、高齢の方では難聴や耳鳴りなどが後遺症として遺るケースもあります。

 

しかし、自然に治癒する事は期待しにくい疾患ですから、やはり出来るだけ早期に治療に着手した方が、治る確率が高いという事には違いありません。

 

以上。放っておくと怖い突発性難聴でした。

 

現代はストレス社会とも言われており、ストレスが関与する疾患が激増していますが、この疾患も例外なく増加傾向にありますね。

 

いつ我が身に降りかかっても対応が出来るように、ぜひ今回の知識を蓄えておいてくださいね。

まとめ

*突発性難聴は、ある日突然耳の聞こえが悪くなる疾患。

*原因は定かではないが、ストレスによる自律神経の乱れが関与している可能性が。

*感音性難聴の為、放っておくと不可逆性(元に戻らない)の難聴になる。

*ステロイドと利尿剤の処方が多い。利尿剤は飲みにくいが頑張って服用しよう。

*治療に着手するスピードが命。早いだけ治る確率も高くなる。

*ツボは「H5とF5」。詳しくは「井穴刺絡!万病に効くツボ治療決定版!!」を参照。

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